新海誠監督の最新作『天気の子』。
この予告編ではスマホでYahoo知恵袋のようなものを検索する場面があります。




 AI
(上記予告編から画面キャプチャ)

トランプ米大統領はAIだった?

「調査求ム!」として「トランプはAI」。
本当にAIなんでしょうか? でも発言パターンがいつも似ているから、AIで分析していかにもいいそうなことを喋らせるということができそうですね・・・。


(わが国は自由で美しく、かつ非常に繁栄している。もしアメリカのことが嫌いで満足してないというなら、出ていけばいい!)

実際問題、トランプ大統領は
・過激な意見を
・短いフレーズで
・差別的な視点から
・対立を煽るような口調で
語るという特徴があります。

こうした情報と、最近の出来事をかけ合わせればいくらでもトランプ大統領っぽい発言ができてしまいます・・・。

トランプ大統領のAI版が実在する

と思っていたところ、本当にトランプ大統領のAI版が実在しました。
マサチューセッツ工科大学(MIT)が「人工知能(AI)のドナルド・トランプ」を開発した。本物そっくりにナンセンスな発言を自動ツイートできるものだ。

MITコンピューター科学・人工知能研究所(CSAIL)の研究者によって開発されたこのAIのトランプ氏は、「まるで本物のトランプ氏のような発言」を人間の力を一切借りずに行える。

「たった数時間」分というトランプ氏の勝利演説と討論会の文章を使って訓練されたこのボットは、データを分析し、文字ごとに新しいフレーズを再構成するという。
(https://wired.jp/2016/03/07/donald-drumpf-twitter-bot-ai/より)

肝心のツイートは・・・。

(私たちが米国を作らなければ。あいつらにはできない。なぜなら私がこの国のための金を払っているからだ。)

要するに対立する意見の勢力はアメリカを強くすることができないだの、富裕層である自分はそれができる的なことが言いたいようです・・・。

じつは最近は「ディープフェイク」という言葉があり、画像や動画を合成することで偽物の動画をでっちあげることができるようになりました。
ディープフェイクは「深層学習」と「偽物」を組み合わせた混成語で、人工知能にもとづく人物画像合成の技術を指す。「敵対的生成ネットワーク」と呼ばれる機械学習技術を使用して、既存の画像と映像を、元となる画像または映像に重ね合わせて、結合することで生成される。
(ウィキペディアより)

こう考えるとトランプ大統領はAIだというのも案外的を射た表現なのかもしれません。
「トランプ」が固有名詞ではなく、ディープフェイクでいかにも言いそうなことをもっともらしく語っている動画だったり、AIが運用するbot上のキャラとして概念化されてしまったりする日が、すぐ近くまで来ているのかも・・・?