世界遺産に登録された、奇岩の上にある6つのギリシャ正教の修道院。
2019年3月31日放送のTBSの「世界遺産 天空の世界遺産ベスト10」でもメテオラが取り上げられるとか。

一体どんなところなのでしょう?

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「天空の城ラピュタ」ならぬ「天空の修道院メテオラ」

メテオラは、ギリシャのど真ん中に位置しているようですね。



この地域の動画もYouTubeに投稿されています。



メテオラの歴史

ウィキペディアによると、
メテオラの険しい地形は、俗世との関わりを断ち祈りと瞑想に生きるキリスト教の修道士にとっては理想の環境と見なされ、9世紀には既に、この奇岩群に穿たれた洞穴や岩の裂け目に修道士が住み着いていた。この時代の修道士は現在のような修道院共同体を形成することはなく、単独で修行する隠修士が主流であった。
とあります。いまから1000年以上も前からこの場所に目をつけて修行の場としていた人がいたんですね・・・。

その後、14世紀ごろにイスラム圏に飲み込まれますが、かといってキリスト教が禁止されたわけではなく、現在に至るまで修道院は機能しています。

こんにち、次の6つの修道院が運営されているようです。

大メテオロン修道院
ヴァルラアム修道院
ルサヌ修道院
聖ニコラオス・アナパフサス修道院
聖ステファノス修道院
アギア・トリアダ修道院

メテオラとオーバーツーリズム

そのメテオラも世界遺産に指定されたからなのか観光地化が進み、瞑想と修行の場ではなくなりつつあるようです。いわゆるオーバーツーリズム問題です。

オーバーツーリズムという言葉は、短くいうと「人多すぎ問題」。
最近の京都もそうですね。
本来なら静かにわび・さびを味わうはずの京都に外国人観光客が集まって、原宿みたいになってしまうこと、これがオーバーツーリズムです。

嵐山が原宿になったら・・・。正直、がっかりですね・・・。

メテオラに行った人の感想

とはいえ、行った人の感想は気になるもの・・・。
調べてみたところ、こんな感想が見受けられました。

・山に登るので、疲れる。歩きやすい靴で。ヒールは危険。
・往復の交通機関は時刻表が当てにならない。遅れる(という声多数)。エアコンすら壊れている(こともある)。
・アテネから日帰りで行こうとすると片道5時間かかる(遅れるともっとかかる。帰り道は11時間かかったという声も。しかもトイレの紙が切れていた模様)。
・日本ではまず見られない雄大な景色が堪能できた。
・修道院なので、女性は露出のある服装はNG。ただし入口でストールの貸出あり。
・といっても受付の人によって露出のあるなしの基準があいまい。
・断崖絶壁。
・謎にネコが多い。
・夏は40度を超えることも。

おわりに

アテネから電車で5時間(遅れるともっとかかる)という、日本からではとてつもなく遠方にあるメテオラ。
絶景は一度は堪能してみたいものです! 

詳しくはTBS「世界遺産 天空の世界遺産ベスト10」でメテオラの風景を確かめてみたいと思います!

<ご参考>