平成もあとわずか。

4月1日には新たな元号が発表される見通しです。

ですが、予め予想がつくことが一つあります。

「新元号・・・、ださい!」

たぶんこんな評判がいたるところから聞こえてくるはず・・・。

heisei
(新元号発表当時。官房長官時代の小渕恵三氏。)


新元号に「ださい」。その理由は。

単純に耳慣れない言葉を聞くと、誰しもどうしても反射的に「前のほうが良かった」という感想を持つようです。

元号が平成に変わった直後も、TVインタビューでレポーターが街の人に「昭和とどっちが良いですか」という(間抜けな)質問をしていた光景を覚えています。

結果は、圧倒的に「昭和がいい」でした。
なぜなら「自分が生まれた元号だから」「長年それで暮らしてきたから」「そっちのほうが親しみがあるから」という、要するに「これまで使ってきたものへの愛着」でした。

ところが平成も年を重ねるに連れて「平成〇〇病院」「平成〇〇大学」など、いろんなところで平成の名前を見かけるようになり、今では「昭和の名前のほうがよい」という人は誰もいません。


・・・つまり「慣れの問題だ」ということなのでしょう。

もし平成に次ぐ元号を「ださい」という人がいたら、ああまたこの話か、と思っていいですね。。。
断言します・・・。同じ話の繰り返しだというのは30年前に実証済みです・・・。


2019年4月1日追記:新元号は「令和」に決まりました。特にネガティブな反応は聞こえてきませんので、私の予想は外れました。いや、こんな予想は外れてしまったほうがむしろいいですね・・・。