入試のシーズンとなりました。
毎年、センター試験(2021年からは大学入学共通テスト)を皮切りに、全国で一斉に大学入試が始まります。
しかしこのシーズンはインフルエンザが猛威を振るう時季と重なります。
もし入試当日にインフルエンザになったらどうなるのか? 大学入試関連の仕事をしたことがある私が実情をまとめました。
センター試験当日、インフルエンザになったらどうなるのか
この場合は、次の手順で追試験を受験できます。
1.本人または代理人(家族など)が会場となっている大学へ、受験票と医者の診断書を持参する
2.入試部門のスタッフは、その診断書と受験票をもとに追試験受験許可書と追試験会場校(たとえば東京藝術大学など)の地図を本人または代理人に交付する
3.追試験を受験する
では、「病気で動けない」ときはどうなるのでしょうか。実際の手順は
1.本人または代理人(家族など)が、会場となっている大学へ、病気で受験できないことを電話で伝える
2.入試部門のスタッフは、聞き取った情報をもとに「追試験受験連絡メモ」を作成する
3.本人または代理人は、当日中に病院へ行き、診断書を発行してもらう
4.電話連絡を行った翌日正午までに診断書を持参し、大学で追試験受験許可書を交付してもらう
5.追試験を受験する
このような手順になります。インフルエンザ以外でも交通事故、家の火事などでも追試験を受けることができます。例えば交通事故の場合は警察署などの証明を受ける必要がありますが・・・。
大学入試当日にインフルエンザになったらどうなるのか
私立大学の場合、救済措置は行わないことが一般的です。
明治大学2019年度一般入学試験要項によると
学校保健安全法で出席の停止が定められている感染症に関する注意事項
入学試験当日,学校保健安全法で出席の停止が定められている感染症(インフルエンザ,麻疹,風疹等)に罹患し治癒していない場合は,他の受験生や監督者等への感染のおそれがありますので,受験を御遠慮願います。ただし,病状により学校医その他の医師において伝染のおそれがないと認められた場合は,この限りではありません。
なお,上記により受験を御遠慮いただいた場合でも,追試験等の特別措置および入学検定料の返還は行いません。試験当日の体調管理については十分に注意してください。
とあります。
立命館大学2019年度一般入学試験要項によると
試験当日、学校保健安全法で出席の停止が定められている感染症(インフルエンザ、結核、はしか等)に罹患している場合は、他の受験生や監督者等への感染の恐れがありますので、受験をお断りしています。上記の感染症に罹患している場合は、入学検定料を返還しますので試験当日17時30分までに必ず入学センター(075-465-8351)に連絡してください。
とあります。
入学検定料を返還するかしないかは大学によって異なっているようですが、少なくともインフルエンザにかかった場合は受験できないことは概ね一致しているようです。
ただし、これはあくまでも「私調べ」ですので、実際にどうなっているのかはご自身が受験を予定している大学の入学試験要項をご覧ください。
大学によっては個別の事情を配慮する場合、しない場合、検定料を返還する場合、しない場合があるためです。
まとめ
センター試験は、病気を理由にした追試験は診断書などの証拠があるならば受験可能です。
(ただし、追試験は本試験より1週間後に行われるため少し難易度が高くなっています。)
個別の大学の入学試験は、一般的にはインフルエンザの場合は受験できません。
くれぐれも体調管理にはご注意ください・・・。

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