2019年1月12日21時30分~放送されたラジオ番組「#山崎育三郎のIAM1936」。
渡辺麻友さんがゲスト出演していました。

私も視聴しましたが、記事タイトルの通り彼女らしい問いかけがあり、興味深い番組となっていました。

以下、自分なりに放送メモを作成しました。

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渡辺麻友さん「新鮮な気持ちで芝居をするには?」 秘訣は・・・。

Y:山崎さん、W:渡辺さんを表します。

アイドルについて

Y アイドル向き?

W 向いてたから11年間続いた。

Y モチベーションは。我慢しないといけないことも多い。

W なりたくて入った場所だった。中途半端に投げられないという思いがあった。ファンの近さは大きい。

Y この1年はどうか。

W 11年アイドルのリズムで生きてきた。それから普通の生活リズムになった。アイドル時代は前日の夜に翌日の予定が決まることもあった。睡眠1~2時間の時期もあった。しかし眠くなる暇もないくらいの時があった。
それがなくなり、どう過ごしていいか戸惑った。

ミュージカルについて

Y 初主演のミュージカルはどうだったか。

W (これまでは)見る側の立場だった。もっと沢山レッスンしてから出演したいと思っていた。しかし『アメリ』の話を頂いて「えー」と思った。私でいいのかと。

Y 共演した時、素晴らしいと思った。ミュージカルをやってほしいと思った。ミュージカルのきっかけは。

W 宝塚をよく見ていた。その流れで東宝ミュージカルの『レ・ミゼラブル』だった。山崎さんがマリウスの役で出演していた。ものすごい衝撃だった。

Y 『エリザベート』のルキーニ役を演じた。横をみたら(客席に)まゆゆが座っていた。一瞬自分に戻った。客席のまゆゆに(劇中の演出の一つで)絵葉書を渡した。『シティ・オブ・エンジェルス』は?

W 山田(孝之)さんが独特の・・・。

Y 昔は美形で女性のようだった。今はひげのおじさんになった。これからもミュージカル作品をやってほしい。ミュージカルはアスリートみたいなところがある。歌もダンスもあるから。トレーニングを重ねれば変わっていけるはずだ。自分も成長できる。続けてほしい。共演したい。

新鮮な気持ちで芝居をするには

W 質問します。アメリに出演して演じる人の大変さを体験した。毎日同じ公演、セリフをするのは大変だと思った。途中で新鮮味がなくなるというか・・・。毎回どうやって新鮮な気持ちで芝居をしているのか。

Y 毎回波がある。『ミス・サイゴン』は9ヶ月上演した。『モーツァルト』などは相手の役者が変わるときがある。そうすると自然に感情も変わるし新鮮味が持つ。長い公演をするときは、とにかくその公演を更新したい。今日のベストを尽くす、これで最後だと言える位のところまで持っていきたい、自分との闘いになる。
天候によって劇場の響きが違ってくる。昼公演、夜公演とかでも(響きが変わる)。それはライブだから。
お客さんの反応を見ながら、空間を楽しむというか、お客さんを見ながらやるのが大事。

私なりに考えたこと

新鮮味をキープしながら舞台に立つというのは舞台人の課題なのでしょうか。
ある音楽家も、長いツアーが続く時は「毎回テーマを決めて演奏するとよい」と話していたことがあります。

「新鮮味を保つためにはどうすれば」とベテランの山崎育三郎さんにアドバイスを求める渡辺麻友さん。
アイドル時代もコンサートツアーなどで連日、セットリストが重複している演目に出演し続けた彼女がこう問いかけるということは、アイドルとはまた違う難しさを感じ取ったということでしょうか。

たしかにアイドルは自分というキャラクターを見せるのが仕事。未熟であってもそれが可愛さという魅力になります。

他方でミュージカルに出演するということは、他人を演じること。様々な役柄を演じるための精神的円熟は必修科目といえます。さらに、演じる側には「毎日」のことでもお客さんにとっては「たった一つの本番」ですから全ての上演回において100点でなくてはなりません。

常にベストを追求するためにはどうすればよいか、秘訣を尋ねるところに渡辺麻友さんの人柄が垣間見える、興味深い放送でした。


追記:このラジオ番組のタイムシフト視聴は以下URLにて可能です。
http://radiko.jp/#!/ts/LFR/20190112213000

追記2:この放送で触れられていた『エリザベート』。ハプスブルク家の皇妃エリザベートの数奇な生涯をテーマにした名作ミュージカルであるこの作品は2019年6月より東京・日比谷の帝国劇場で改めて上演されます。山崎育三郎さんも暗殺者ルキーニとして出演予定。

このブログでもエリザベート皇妃について関連記事を作成したことがあります。


『エリザベート』は、私も2年前に帝国劇場で観劇したことがあります(その時は井上芳雄さんが出演していた)が、ぜひもう一度見に行きたいと思います。
ちなみに、『エリザベート』のなかで最も有名な歌が「わたしだけに」。TV番組などでも単独でよく歌われます。束縛の多い宮殿の暮らしを避けて旅に生きたエリザベートの性格がよく表現されています。

 

動画は新妻聖子さんがNHK交響楽団と共演したときのもの。
新妻聖子さんは自身のコンサートでもよくこの歌を歌っており、おそらくかなり気に入っているのだろうと思われます。
CDにも「私だけに」は収録されており、確かな歌唱力を聴くことができます。


個人的には、渡辺麻友さんにもいつかこの曲を歌ってほしいです! 彼女がイメージする皇妃像は一体どんなものでしょうか?