もしあなたが、何年も会っていない小学校時代の同級生に道でバッタリ出会ったらどうしますか?
懐かしさのあまり思わず声を上げてしまうのではないでしょうか。
『ちびまる子ちゃん』の完結編となる第17巻が2018年12月25日に発売となりました。
これは過去の単行本に収録されていないお話をまとめたもの。
第16巻の発売からかなりの年月が流れました。さくらももこ先生の訃報を受けて、集英社が刊行を決めたものだと思われます。
その第17巻、懐かしさにホロリ・・・?
まる子、通帳をなくす
ピラミッドパワーのなぞをさぐる
まる子、マツタケを欲しがる
藤木、お年玉を落とす
ぜんぜん知らない親せきの人
まる子、ハワイに憧れる
おっちゃんのまほうカード(これは過去のエピソードのリメイク版です)
可哀そうというべきか、笑うべきというのか、個人的にツボだったのが藤木君が2回もお年玉を失くしています!
第17巻はこのお話で始まります!(まる子、通帳をなくす)
藤木君の失敗は続く・・・。
1月発売の雑誌に載るお話なので、お年玉ネタだったんですね。
・・・つきますが、なんとなく見て、想像通りのストーリーに安心感を覚えるもの。
『ちびまる子ちゃん』第17巻も登場人物が相変わらずの行動パターン!
友蔵はピラミッドの力に頼って脳細胞復活を企て無事失敗。
藤木君は自分で自分のことを卑怯だと認めています。失くした財布に、「自分みたいな卑怯じゃなくて善人が拾ってくれるといいな」。
父ヒロシは拾った財布の顛末で開き直ります(せこい)!
山根君は相変わらず胃腸が弱く、ツタンカーメンの呪いを想像しただけでお腹が痛くなります!
野口さんはやはり独特の笑い方(第17巻ではそれを我慢しようとしています)!
何気ないいつものストーリー展開でありながらも、おそらくさくらももこ先生は相当プロットを考え抜いた挙げ句に苦労のあとを見せずにお話としてまとめているはず・・・。
この巻は『ちびまる子ちゃん』最終巻ですが、末尾のエピソードとなる「おっちゃんのまほうカード」の最後のコマをお読みになった方は非常に深い感慨を覚えるのではないでしょうか。
さくらももこ先生はすでに旅立たれましたが、『ちびまる子ちゃん』の登場人物は物語の中で生き続け、年を取りません。
コメディタッチの漫画でありながら、どことなく「もののあはれ」を感じさせるような終わり方をしているのは、おそらくさくらももこ先生へ寄せる編集部の敬愛の表れでは・・・。
私にはそう思えてなりませんでした。
詳しくは私の拙い文章よりも実際に本を手にとってお確かめ頂ければと思います。
関連記事:さくらももこ先生の作文に「現代の清少納言」評。どんな作文だったか
懐かしさのあまり思わず声を上げてしまうのではないでしょうか。
『ちびまる子ちゃん』の完結編となる第17巻が2018年12月25日に発売となりました。
これは過去の単行本に収録されていないお話をまとめたもの。
第16巻の発売からかなりの年月が流れました。さくらももこ先生の訃報を受けて、集英社が刊行を決めたものだと思われます。
その第17巻、懐かしさにホロリ・・・?
する余裕もなく藤木君といい永沢君といい相変わらずのキャラで私は声を出して笑ってしまいました!!(以下、若干ネタバレがありますのでご注意ください。)
『ちびまる子ちゃん』、登場人物は全員相変わらずだった!
第17巻には次のお話が収められています。まる子、通帳をなくす
ピラミッドパワーのなぞをさぐる
まる子、マツタケを欲しがる
藤木、お年玉を落とす
ぜんぜん知らない親せきの人
まる子、ハワイに憧れる
おっちゃんのまほうカード(これは過去のエピソードのリメイク版です)
可哀そうというべきか、笑うべきというのか、個人的にツボだったのが藤木君が2回もお年玉を失くしています!
「なんでアイツっていちいち運が悪いんだろ」最後のセリフは誰が喋ったのか、たぶん説明しなくても分かると思います・・・。
「藤木君元気出せよ」
「そうだよ」
「キミ ただでさえ景気悪いんだから いつまでも死にぞこないの ユーレイみたいにつきまとわれちゃ たまんないよ」
第17巻はこのお話で始まります!(まる子、通帳をなくす)
藤木君の失敗は続く・・・。
「おととい プラモを買いに行く途中でおとしたんです・・・」ええっ!? 失くしすぎだろ!? ・・・と思ったところ、それぞれ平成22年2月号、平成26年2月号に掲載されていたお話だそうです。
「お年玉 2万3千円・・・ 全部なくしました」
1月発売の雑誌に載るお話なので、お年玉ネタだったんですね。
洗練された様式美? 「水戸黄門」「遠山の金さん」にも似る?
「水戸黄門」や「遠山の金さん」はお話のパターンが決まっていて、登場人物の性格や役割も大体見る前から想像がつきます。・・・つきますが、なんとなく見て、想像通りのストーリーに安心感を覚えるもの。
『ちびまる子ちゃん』第17巻も登場人物が相変わらずの行動パターン!
友蔵はピラミッドの力に頼って脳細胞復活を企て無事失敗。
藤木君は自分で自分のことを卑怯だと認めています。失くした財布に、「自分みたいな卑怯じゃなくて善人が拾ってくれるといいな」。
父ヒロシは拾った財布の顛末で開き直ります(せこい)!
山根君は相変わらず胃腸が弱く、ツタンカーメンの呪いを想像しただけでお腹が痛くなります!
野口さんはやはり独特の笑い方(第17巻ではそれを我慢しようとしています)!
何気ないいつものストーリー展開でありながらも、おそらくさくらももこ先生は相当プロットを考え抜いた挙げ句に苦労のあとを見せずにお話としてまとめているはず・・・。
おっちゃんのまほうカード
最後に「おっちゃんのまほうカード」が収められています。これは過去のエピソードのリメイク版で、欄外に「りぼんマスコットコミックス1巻と読み比べてみてね」との注記があります。
この巻は『ちびまる子ちゃん』最終巻ですが、末尾のエピソードとなる「おっちゃんのまほうカード」の最後のコマをお読みになった方は非常に深い感慨を覚えるのではないでしょうか。
さくらももこ先生はすでに旅立たれましたが、『ちびまる子ちゃん』の登場人物は物語の中で生き続け、年を取りません。
コメディタッチの漫画でありながら、どことなく「もののあはれ」を感じさせるような終わり方をしているのは、おそらくさくらももこ先生へ寄せる編集部の敬愛の表れでは・・・。
私にはそう思えてなりませんでした。
詳しくは私の拙い文章よりも実際に本を手にとってお確かめ頂ければと思います。
懐かしいひとときがお楽しみいただけるはずです。
関連記事:さくらももこ先生の作文に「現代の清少納言」評。どんな作文だったか
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