陰キャ=陰気なキャラ。

私も陰キャです。「友だちいないマン」を自称して、一人でブログ書いたり一人でジョギングしたり一人でヴァイオリンを弾いたりしています。根暗ですね! \(^o^)/オワタ

その陰キャですがDaiGoが「芸人には陰キャがすごく多い。番組では明るいのに、楽屋では黙りこくってメチャクチャ陰キャだ」と明かしています!


野口さん=陰キャ=芸人向き?

ちびまる子ちゃんの山田君と野口さんを見ていると理由が分かりますよね。

山田君はただ明るいけど刺さる言葉があまり出てこないタイプ。
もし芸能人になってもカメラを向けられたらますます言葉が出てこなくなさそう・・・。

一方で野口さん。
教室の隅で影を背負って佇んでいる姿はまさに陰キャ。

クックックッ・・・。

そんな笑いとともにグサリと刺さる一言を言い放ち、場の空気を変えてしまう!
さらに将来ブレイクする芸能人を見抜く才能まで備えている彼女!
浅草では有名になる前のビートたけしのサインをもらっています!

noguchi
(画像:https://www.fujitv.co.jp/b_hp/maruko/character/school.htmlより)


又吉直樹も陰キャなのだろうか

又吉直樹も芸人として成功しつつも「火花」など小説家としても有名になりました。
こんなセンテンス、明るい人からは出てこない! じっとものを考えている人の文章だというのが行間からにじみ出ていますね!!

僕は小さな頃から漫才師になりたかった。僕が中学時代に相方と出会わなかったとしたら、僕は漫才師になれただろうか。漫才だけで食べていける環境を作れなかったことを、誰かのせいにするつもりはない。ましてや、時代のせいにするつもりなど更々ない。世間からすれば、僕達は二流芸人にすらなれなかったかもしれない。だが、もしも「俺の方が面白い」とのたまう人がいるのなら、一度で良いから舞台に上がってみてほしいと思った。「やってみろ」なんて偉そうな気持ちなど微塵もない。世界の景色が一変することを体感してほしいのだ。自分が考えたことで誰も笑わない恐怖を、自分で考えたことで誰かが笑う喜びを経験してほしいのだ。

必要がないことを長い時間をかけてやり続けることは怖いだろう? 一度しかない人生において、結果が全く出ないかもしれないことに挑戦するのは怖いだろう。無駄なことを排除するということは、危険を回避するということだ。臆病でも、勘違いでも、救いようのない馬鹿でもいい、リスクだらけの舞台に立ち、常識をくつがえすことに全力で挑める者だけが漫才師になれるのだ。それがわかっただけでもよかった。この長い年月をかけた無謀な挑戦によって、僕は自分の人生を得たのだと思う。

引用が長くなりましたが、これは舞台に上がる経験をしたことのある人なら多かれ少なかれ必ず味わった感情のはず。
その感情をはっきりと言葉で表現するなんて・・・。
普段からしっかりと「舞台に立つ」ことの意味を精神的に咀嚼し、「芸人とは」について考えを整理し、それを読者に伝わるように文章で表現するには、そうとう普段から深くものを考えていないとできません。

陰キャにはそういうことに向いている素質があります。

もし自分が陰キャだと自覚してる方がいれば、芸人のように何かの表現を突き詰める仕事が向いているでしょう! 
企業なら理系の人は研究職、文系でも人事なんかがいいと思いますね!


仕事じゃないですけど、ジョギングなんかもいいですね! ルールも何もなく淡々と走るだけ! 誰かと競争するわけでもなく、自分の記録と向き合ってコツコツ実績を積み重ねるのは案外楽しいものですよ・・・。

ちなみに引用した又吉直樹『火花』は本当に素晴らしい小説です。
気になる方のためにリンクを貼っておきます。

火花 (文春文庫)