東京医科大学の不祥事から芋づる式に発覚した得点調整問題。
男子志願者を女子よりも優遇し、さらに浪人生も不利な扱いを受けていました。
「他にも怪しい大学があるんじゃないか」
そう思った方も多いはず。
つまり誰でも閲覧可能です。
その調査結果の前文はこう始まります。
これを見る限り過半数の大学で男性が女性よりも多く合格していることが浮き彫りになっています。男女の能力は普通イコールなはずですから、この合格率の違いは常識的に考えて納得しづらいです。
続くページに、速報という形式で表が掲載されています。
詳しくはこの記事の末尾にURLをご紹介しますのでご覧いただければと思いますが、男性合格率>女性合格率になっている大学には○がつけられています。
そこで、自分なりに
・男性合格率>女性合格率となっていて
・その数値が比較的高めになっている大学
をピックアップしてみました。
以下、大学名および直近6年の男性合格率/女性合格率の比率を列挙します。
九州大学 1.43
大阪市立大学 1.36
東北医科薬科大学 1.54(ただし直近3年のみ表に掲載)
埼玉医科大学 1.35
慶應義塾大学 1.37
順天堂大学 1.67
昭和大学 1.54
日本大学 1.49
これらの大学が比較的高い数値となっています。東京医科大学は、直近6年で見ると1.29。昨年度は3.11でした。
入試=1点刻みのペーパーテストと思われがちですが、入試方式によっては面接や小論文、調査書などを通じて多面的・総合的に人物を評価する場合もあります。
医学部入学=将来は医者になり、患者さんの命を預かるようになるわけですから、単に学力だけではなく受験者のモラルや適性をしっかり見極めたうえで合否判定を行うのが理想です。
「実際にそのような評価方法で採点した結果、男性受験者のほうが女性受験者よりもおしなべて高い適性だと認められた」というのであれば、それまでのこと。
ただし世の中の流れとして、入試に限った話ではありませんが透明性の高い制度を整備していくことは重要でしょう。
たとえば「本学を受験し、すべての方式で不合格になった場合、かくかくしかじかの書類を揃えて返信用封筒とともに何月何日までに開示請求をされた場合、受験者本人あてに入試結果開示します」といったもの。
この制度の中身は大学によってまちまちですので、詳細は各大学が発表する入試要項をご覧いただければと思います。
もしあなたが受験生だとしたら、入試の時期まであと3ヶ月ほどとなりました。
志望校合格に向けて悔いのないよう、追い込みからラストスパートまで駆け抜けていただければと思います。
注:本記事は文科省HP http://www.mext.go.jp/a_menu/koutou/senbatsu/1409128.htmを参照しつつ作成しました。
男子志願者を女子よりも優遇し、さらに浪人生も不利な扱いを受けていました。
「他にも怪しい大学があるんじゃないか」
そう思った方も多いはず。
このたび、文部科学省が調査結果(速報)を公表しましたので自分なりにその結果について考えてみました。
医学部医学科の入学者選抜における公正確保等に係る緊急調査について
という長い名前の調査結果が文科省HPで公表されています。つまり誰でも閲覧可能です。
その調査結果の前文はこう始まります。
【結果速報の概要】
各年度の入学者選抜における合格率(合格者数/受験者数)について、男性が女性より
大きい大学数及び割合は以下のとおり。
・平成30年度:81大学中57大学(70.37%)
・平成29年度:81大学中46大学(56.79%)
・平成28年度:80大学中57大学(71.25%)
・平成27年度:79大学中51大学(64.56%)
・平成26年度:79大学中54大学(68.35%)
・平成25年度:79大学中55大学(69.62%)
これを見る限り過半数の大学で男性が女性よりも多く合格していることが浮き彫りになっています。男女の能力は普通イコールなはずですから、この合格率の違いは常識的に考えて納得しづらいです。
続くページに、速報という形式で表が掲載されています。
医学部の得点調整。怪しい大学はあるか?
「国公私立大学医学部医学科の入学者選抜における男女別合格率(合格者数/受験者数)」という表では、各大学の男女別合格率が掲載されています。詳しくはこの記事の末尾にURLをご紹介しますのでご覧いただければと思いますが、男性合格率>女性合格率になっている大学には○がつけられています。
そこで、自分なりに
・男性合格率>女性合格率となっていて
・その数値が比較的高めになっている大学
をピックアップしてみました。
以下、大学名および直近6年の男性合格率/女性合格率の比率を列挙します。
九州大学 1.43
大阪市立大学 1.36
東北医科薬科大学 1.54(ただし直近3年のみ表に掲載)
埼玉医科大学 1.35
慶應義塾大学 1.37
順天堂大学 1.67
昭和大学 1.54
日本大学 1.49
これらの大学が比較的高い数値となっています。東京医科大学は、直近6年で見ると1.29。昨年度は3.11でした。
ただし、すでに不正が発覚した大学は別として、これらの数値が高いとしても、それでただちに不正が行われている裏付けになるものではありません。
今回はご参考までに「こういう数値になった大学があった」という事実のみご紹介いたします。
入試=1点刻みのペーパーテストと思われがちですが、入試方式によっては面接や小論文、調査書などを通じて多面的・総合的に人物を評価する場合もあります。
医学部入学=将来は医者になり、患者さんの命を預かるようになるわけですから、単に学力だけではなく受験者のモラルや適性をしっかり見極めたうえで合否判定を行うのが理想です。
「実際にそのような評価方法で採点した結果、男性受験者のほうが女性受験者よりもおしなべて高い適性だと認められた」というのであれば、それまでのこと。
ただし世の中の流れとして、入試に限った話ではありませんが透明性の高い制度を整備していくことは重要でしょう。
入試結果開示について
医学部入試とは直接関係ありませんが、多くの大学では「入試結果開示」という制度を設けています。たとえば「本学を受験し、すべての方式で不合格になった場合、かくかくしかじかの書類を揃えて返信用封筒とともに何月何日までに開示請求をされた場合、受験者本人あてに入試結果開示します」といったもの。
この制度の中身は大学によってまちまちですので、詳細は各大学が発表する入試要項をご覧いただければと思います。
もしあなたが受験生だとしたら、入試の時期まであと3ヶ月ほどとなりました。
志望校合格に向けて悔いのないよう、追い込みからラストスパートまで駆け抜けていただければと思います。
注:本記事は文科省HP http://www.mext.go.jp/a_menu/koutou/senbatsu/1409128.htmを参照しつつ作成しました。
コメント