今年も日に日にハロウィンが迫ってきます。

皆様仮装の準備はお済みでしょうか。パーティーの準備は着々と整っているでしょうか。

この記事ではハロウィンの雰囲気に似合う、どことなく悪夢を思わせるような曲を紹介していきたいと思います。
このブログは「友だちいない研究所」。ブログタイトルに似つかわしく、暗めの雰囲気の音楽を集めてみました。

先日、「ハロウィンの怖い曲。クラシックの有名曲・おすすめ曲を整理した」という記事をポストしていますそちらと合わせてお読みいただけると幸いです。

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悪夢を思わせるようなクラシックの曲たち

これから紹介する曲は BGM として使うと本当に嫌な雰囲気になってしまったり、暗い雰囲気になってしまったりします。使い方にはくれぐれもご注意ください。

1.アルビノーニのアダージョ



これはオーソン・ウェルズ監督の映画「審判」でも用いられ一躍有名になった曲。
葬式などでもよく使われている曲です。
非常に陰りのある曲で聞いているだけで気が滅入ってくるようです。
確かに悪夢といえば悪夢ですが本当に暗い気持ちになります。

2.ショパン ピアノソナタ第2番より葬送行進曲



ショパンといえばノクターンのようなロマンチックな曲をたくさん書いているイメージがあります。 その一方で彼はこの「ピアノソナタ第2番」や「バラード第1番」のように悲壮感に溢れた曲も数多く残しています。

ポーランド人ショパンは熱烈な愛国者でありながらも、国際政治の波に翻弄される祖国をパリから忸怩たる思いで見守っていたと伝えられています。
そういう思いを秘めて作曲していたわけですから、常に明るい優雅な作品ばかりでないのはむしろ当然と言えるでしょう。

3.シューベルト 「魔王」編曲版(ヴァイオリン無伴奏)



音楽の教科書にシューベルトの魔王という作品は掲載されているのをご存知の方も多いでしょう。
悪魔に魅入られた子供が水に魂を奪われ命を落としてしまうそういうストーリーを音楽で表現しています。
垂水ひねりを加えてここではバイオリンの無伴奏バージョンをお届けします。
ヨーロッパの絵画や文芸作品ではなぜかバイオリンは悪魔が携えている楽器ということになっています。
この動画はアメリカのヴァイオリニスト、ヒラリー・ハーンが演奏している様子を収めていますが確かに一心不乱にかき鳴らしている様子はどことなく悪魔を思わせるものがありますね。

4. リスト 死の舞踏



19世紀の偉大なピアニスト、フランツ・リストはゲーテの作品にインスピレーションを得た作品を始めとする、様々なピアノの曲を残しています。
ここではグレゴリオ聖歌怒りの日をベースにして作られた死の舞踏という作品をお届けします 。
リストがイタリアのピサを訪れた時「死の勝利」と題するフレスコ画を見て感銘を受けたのが作曲のきっかけだったそうです。
テーマがテーマだけに聞いていてどことなく不吉な気分になります。


5.ワーグナー「神々の黄昏」より「ジークフリートの葬送行進曲」



リヒャルトワーグナーが残した楽劇ニーベルングの指環の週末部分である神々の黄昏。英雄ジークフリートは陰謀にハメられてしまい暗殺されてしまいます。
彼の亡骸は妻ブリュンヒルデの素に運ばれます。その時演奏されるのがこのジークフリートの葬送行進曲です。
英雄の詩をテーマにしている音楽なのでどうしても暗い気分になってしまいます


まとめ

今日はなんとなく悪夢を思わせるような聞いているだけで不吉な気分になってくる曲を紹介しました。
ハロウィンといえば仮装パーティーを思い浮かべる方も多いでしょうが元々は死者が訪ねてくるという言い伝えが由来となっています。

詐欺たいのではなくなんとなく暗い気分になってみたい人。
そんな人がいるのかどうかわかりませんが、この記事では暗い気分になってしまうような曲を集めてみました。ご参考にどうぞ・・・。