星野源は地味男子として知られていますが、地味という点に惹かれる女性が多いと報じられているようです。

地味男子。

地味=スクールカースト的には下から数えた方が早いはず。

その地味男子がなぜモテるのか?

このブログは「友だちいない研究所」。そんな地味めなブログを運営している手前、記事にしないわけには行かなかったので理由を調べてみました。

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「地味男子」星野源が好かれる理由は

星野源、地味男子と言われながらも実際には女性との交際歴は華やかで、aikoや二階堂ふみなどの仲を週刊誌などで報道されていました。
aikoとのデート写真はフライデーされていたので、記憶にある方も多いかもしれません。

ではその人気の理由は・・・? 管理人なりに整理してみました。

1)ほどほど感がある
仮に付き合うとなったとき、どういう服を着ていけばいいのか。どんなデートをすればいいのか。
悩ましいところですが、星野源とデートをすることになったとして、女性に余計なプレッシャーを与えない「ほどほど感」があります。

aikoもそうですよね。彼女の紡ぐ歌詞世界にはブランドもののバッグとか、ベルサイユとかオーシャンビューのホテルが・・・、といったセレブ感はなく、普通の私達の行動半径で見かける日常を女の子らしい目線で切り取ったものばかり。
仮にaikoとデートすることになっても、Tシャツでふらっと出かけてもどうにかなりそうな気安さがあります。
その大らかは星野源にも共通するものがあるようです。

ドラマ「逃げるは恥だが役に立つ」は大ヒットを記録しました。
その理由は、星野源の役柄がはまり役だったから、というのが大きいでしょう。この役柄も不自然な作り物感はなく、「現代日本でいかにもいそうな男子」というほどほど感に人気の秘密があると言えます。


2)実は難病の克服という修羅場を経験している
いじめによる不登校をきっかけにパニック障害となり、2012年にはくも膜下出血で倒れています。
それでも、いや、だからこそというのか、星野源の振る舞いには困難を乗り越えた人だけが醸し出すような不思議な明るさ、優しさが伺われます。

あざとい優しさではなく、苦労を経験したからこその優しさ。
そういう性格、生きざまに女性が惹かれたとしても何ら不思議ではありません。


3)時代の流れ
平成も30年を迎え、来年には新たな元号となります。
90年代半ばから「癒やし」などの言葉がちらほら聞かれ始め、自殺者が年間で3万人を越える年もありました。バブル崩壊から2000年代前半まで「失われた10年」と言われ、それがいつの間にか「失われた20年」になりました。

こうした世相は私達の雇用、働き方にも影を落とし、男性一人の収入で家計を支えることは難しくなり、相対的に男性の社会的地位は下がり、他方で法整備が進んだことや経済的な理由などを背景に、女性の労働市場への参加が進みました。

結果、男性と女性の関係性もよりフラットなものになり、男性が女性を引っ張るというよりもむしろお互いに支え合うものに変わってきました。

星野源の特徴である「地味だがいい男」が幅広い世代に支持され、特に女性から絶大な人気を誇る理由は、彼の個性がこうした時代の流れに見事にリンクしているからではないでしょうか。

まとめ

この記事のタイトルは「地味男子がなぜモテるのか。その理由を星野源に聞いてみたい。」ですが、もちろんそんなことを質問しても本人は教えてくれないでしょう。(聞くこと自体失礼ですよね。)

昨今では職場やスポーツ界など様々な場でハラスメントに対する目線は厳しいものになりつつあります。
そのハラスメントは性的関係を強いるものであったり、会社の上下関係を利用してむやみに苦痛を与えるものであったりと様々です。
共通して言えるのは、「力」を背景に特定の行為、立場を強制することが認められなくなりつつあるということです。

こう考えると、自分の考えを強引に押しつけそうな気配のない、星野源のような良い意味での「地味男子」の人気はこれからも高止まりしそうです。


ご参考:星野源関連書籍など

いのちの車窓から