東京から飛行機で釧路へ行くことがありました。
その時、事情があってヴァイオリンを持っていく必要がありました。
これをさすがに預ける気にはなれなかったので、機内にヴァイオリンを持ち込んでみました。

結論から言うと、持ち込みはケースのサイズが(そのときは100席以上の飛行機だったので)3辺の和が115cmちょうどでしたので、持ち込みできました。

ご存知のとおり、飛行機の機内には手荷物として持ち込めるサイズ、大きすぎて持ち込めないサイズといったルールがあります。

飛行機の機内に持ち込める手荷物は?

たとえばJALの場合
合計重量10kg以内で身の回りの品(ハンドバック、カメラなど)のほか、下記条件の手荷物1個までとなります。
各辺のサイズが既定内でも3辺の合計を超える場合は持ち込みいただけません。
条件を超える大きさ・重さの手荷物、および収納スペースに適切に収納できないと判断した手荷物は、搭乗ゲートや機内でお預けの手荷物として貨物室にお預かりさせていただく場合がございます。
jal
(出典:http://www.jal.co.jp/dom/baggage/inflight/

ANAの場合
ana

機内で安全かつ快適にお過ごしいただくために、機内へ持ち込める手荷物は総重量10kg以内で、身の回り品(ハンドバッグ、カメラ、傘など)のほか、上記の条件の手荷物1個となります。
なお上記サイズ以内の手荷物でも、客室内に収納できない場合はお預かり手荷物として貨物室に搭載させていただく場合がございますのでご了承ください。上記サイズを超える手荷物(キャリーバッグ、ベビーカー、麻袋など)はお預けください。
機内持ち込みサイズを超える手荷物を機内にお持ち込みになる場合は、特別旅客料金をお支払いいただき、別途座席を購入いただく必要があります。
(出典:https://www.ana.co.jp/ja/jp/domestic/prepare/baggage/carry-on/carry-rule.html

また、両社ともに貸出用のケースがあります。

JAL:http://www.jal.co.jp/dom/support/instrument/

ANA:https://www.ana.co.jp/ana-info/blettine/11-01/

ただし数に限りがあることも想定されますので、必ず使えるというものではなさそうです。

この引用は2018年7月調べになります。
持ち込まれる際には、その時点のルールがどうなっているか必ずチェックされることをおすすめします。知らないうちにルールが変わっていることもありますからね・・・。

なお、格安航空会社(LCC)の場合は、格安であることを引き換えに様々な制限があります。
JALがこうだから、ANAならOKだった・・・。
というロジックは認められない可能性が高いものとお考えいただき、かならず事前にお確かめいただくのがよいでしょう。楽器は高いですからね・・・。

ヴァイオリン機内持ち込みのトラブル

シンガポール航空がお詫び “楽器機内持ち込み拒否”問題で

これは地上職員がヴァイオリンとヴィオラを「規則だから」と持ち込みを拒否した問題。
後日、シンガポール航空は謝罪したとのこと。

また、国際線に乗って降りた先で税関に引っかかり、関税の支払いを求められるというケースも複数あります。
飛行機に楽器を持ち込むこと自体がリスクと考えたほうがよさそうです。

私も国内線の飛行機内にヴァイオリンケースを持ち込んでみた。

私の場合、記事冒頭に書いたとおり機内持ち込みはできたのですが、頭上の荷物入れへケースを置くときはCAさんが手伝ってくれました! 親切!





・・・と思ってふと上を見ると



ケースの天地、逆さやんけ!/(^o^)\ナンテコッタイ




皆様、楽器は荷物入れに安置するその瞬間まで、すべて自分で慎重にやりましょう!