ライブドアブログはURLがhttpで始まっていることを、知っている人は知っているし知らない人は知らないでしょう。当たり前ですよね・・・。
2018年7月21日の日経新聞にはこんな記事が出ていました。

「保護されていません」ウェブサイトに7月24日危機 
企業のウェブサイトに「7月危機」が迫っている。サイトの通信全体を暗号化する技術である「常時SSL/TLS」を導入しないと、利用者離れを招いたりサイトそのものにアクセスできなくなったりする恐れがある。

■グーグルがセキュリティー強化

 発端は米グーグルが2018年7月24日にリリース予定のウェブブラウザー「Chrome(クローム)」の最新版(バージョン68)だ。グーグルは同版でセキュリティー機能を強化し、SSL/TLSを全面導入していないウェブサイトにアクセスすると「保護されていません」と表示する。アクセス自体は可能だが、利用者が不安に駆られて控える恐れがある。
(出典:https://www.nikkei.com/article/DGXMZO3249448002072018000000/?n_cid=SNSTW001)


gahag-0093306348-1

ライブドアブログはいつhttps化されるのか?

友だちいない研究所もライブドアブログで作成しています。
無料で運営できて助かっています。

こういうシステムがなければ、自分でサーバーをレンタルして、Wordpressというブログ作成のためのソフトをインストールして、アップデートがあったら自力で更新して、セキュリティ対策も自分でなんとかして、ハッキングされたら自己責任。
ブログ記事作成以前にそんな技術的なハードルを越えなくてはなりません。

しかしライブドアブログであればこういうことはすべて運営元であるLINE株式会社が行ってくれています。
スマホでライブドアブログを開くと、でっかく広告が表示されますが、これは「税金」のようなものだと友だちいないマン=ぼくは割り切っています。

しかしそのライブドアブログにも弱点がありました。
URLがhttp。つまりhttps化されていないのです。

運営元の公式発表では
昨今のウェブサイトのHTTPS化の流れに伴い、ユーザーの皆さまからもライブドアブログのHTTPS対応について多くのお問い合わせをいただいております。
現在対応を進めておりますが、サービス規模が膨大なため、完了時期についてはご案内致しかねるのが現状です。
対応時期に目処が立ちましたら改めてご案内いたしますので、ユーザーの皆さまには今しばらくお待ちいただけますよう何卒お願い申し上げます。
となっており、2018年7月現在、httpsのためのスケジュールは未発表です。

httpとhttpsの違いは?

この世にたくさん存在するウェブサイトのURLは、http~とhttps~があることにお気づきでしょうか。

httpとは、Hyper Text Transfer Protocolの略です。
ハイパーテキスト(大まかにいうとウェブサイトの中身)を持ってこい、そしてこのパソコン(スマホ)のブラウザに表示せよという命令を意味しています。

httpsとは、Hyper Text Transfer Protocol Secureの略です。
「Secure(セキュア)」という命令をhttpという命令に重ねることにより、ハイパーテキストを持ってくるときはセキュリティのかかった状態にしておけよ、ということを言っているわけです。

httpsという命令のもとでネット上の情報をやり取りすれば、セキュリティがかかった状態になる(暗号化される)ので、誰かが通信を傍受していたとしても何のことかわからないことになります。

たとえばアマゾンは注文するときにクレジットカードや住所などの情報をやりとりしますから、これが暗号化されていないと困りますよね。もちろんアマゾンはhttpsです。
amazon

httpsという仕組みを採用することで、私たちは安心して買い物ができることになります。

今日ご紹介した日経新聞の記事では、Chromeのバージョン68ではhttps化されていないサイトにアクセスすると「保護されていません」という表示が出てくるので、不安になって訪問してくれない人が出てきそうだ、ということが書かれています。

つまり友だちいない研究所は・・・、いやライブドアブログを使っているブロガーさんたちは全員困るわけです。

しかしhttps化はただちにできるものではありません。日経新聞でも
クロームで非対応サイトにアクセスした際の警告表示を回避する方策が、常時SSL/TLS化だ。具体的にはサーバー証明書を導入して、各サイトのURLを「HTTPS」で始まる文字列に変更する必要がある。
ただし相応の時間とコストがかかる。IT(情報技術)ベンダーに駆け込みの対応依頼が集中する恐れがあるからだ。自社サイト以外からリンクする際のURLなども変更する必要もある。
と書かれています。もしかしたらhttps化しないことにより、LINE株式会社はブログ運営というビジネスを縮小撤退させようとしている? いえそんなはずはないと思いたいですが・・・。

いずれにせよhttps化に向けて、LINE株式会社の早急な対応を望みたいと思います。