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今日はヴィヴァルディの名曲『四季』より「夏」を淡々と聴き比べてみるよ!

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ヴィヴァルディの名曲『四季』から夏を聴き比べてみる

音楽の教科書にも掲載されていたヴィヴァルディの『四季』のうち二曲目の「夏」を淡々と聴き比べてみたいと思います。
以下の音源はすべてYouTubeから引用しているものです。無料でお聴きいただけます。
夏休みの自由研究、音楽の課題の参考にどうぞ。

ヴィヴァルディはどんな人?

詳しくはウィキペディアをご参照頂きたいのですが、17世紀から18世紀にかけてヴェネツィアで活躍した作曲家であり司祭でもありました。
彼はヴェネツィアのピエタ慈善院付属音楽院で孤児たちに音楽を教えるかたわら作曲活動を続けます。
そんななかで生み出されたのが名作『四季』です。

彼はヴァイオリン協奏曲『四季』のほかにも様々なオペラ、オラトリオ、ソナタなどを作曲しており、残された作品数は何百曲という数にのぼります。
ただどの作品も似たような傾向があるため、後世のある作曲家はヴィヴァルディを「1曲を何回も書き換えただけだ」と評したこともあります。

その中で圧倒的な知名度を誇るのが『四季』。
イタリア人の季節感覚は日本人の感性に馴染むのか、デパートでも病院でも空港でも『四季』を耳にします。

なぜ『四季』か?

理由はいくつかあります。

1.名曲なので録音点数も多い
2.演奏家によって雰囲気がまるで違う

2について補足します。
ヴィヴァルディが生きていたバロック時代、楽譜には必要最小限の情報しか盛り込まれていませんでした。クラシックといえば楽譜に書かれていることを正確に再現することが至上命題と思われがちですが、バロック時代には演奏家による自由な即興を織り交ぜることが認められていました。

また、現代に製造された楽器を使い、その能力を十分に活かしながら演奏する人もいれば、バロック時代に使われていた楽器を用いたり、当時はこういうふうに演奏されていたであろう、というスタイルを再現した「時代奏法」と呼ばれる演奏法を採用する人もいます。

このように聴き比べにまつわる楽しみが多いのが『四季』なわけです。

それでは、いろんな演奏を聴いてみましょう。

『四季』より「夏」聴き比べ



これは非常にオーソドックスな演奏です。いかにも学校の音楽の時間で紹介されそうな演奏スタイル。




「夏」は9:30から始まります。
先程の演奏と比べて音の延ばし方がずいぶん 直線的で、若干音が低くありませんか。
よく見ると、ヴァイオリニストの弓も現代の弓とはすこし形が違う「バロック弓」を使っていますね。
これが古楽器を用いての時代奏法です。


日本人ヴァイオリニスト、石川綾子によるもの。(演奏は「夏」より第三楽章抜粋。)
ロック風のアレンジになっています。
バロック音楽はなぜかロックと相性が良いのか、バッハの作品がロックバンドによって演奏されたり、アレンジされたりすることがあります(洋楽に多い)。

 
高見沢俊彦とオーケストラの競演による「夏」の演奏。
バロックがロックギタリストにより演奏される典型的な例です。


以上、ヴィヴァルディの『四季』より「夏」を比べてみました。
もし夏休みの自由研究などで行き詰まることがあれば参考にしてみてください。