私の過去記事感想:「カナレットとヴェネツィアの輝き」では、新宿のSOMPO美術館で開催されている展覧会を見て感じたことを述べています。ヴェネツィア。沈む沈むと言われ続けて数十年、今のところまだ沈んでいません。東海大地震が来る来ると言われてまったく来ないようなも ...
友だちいないぼっちが誰とも喋らない休日を最高だと思う理由
このブログは「友だちいない研究所」と言います。つまり管理人である私には友だちがいません。だから友だちがいない人が考えること、調べたことなどをメインに記事を投稿しています。そんな根暗なことを続けて6年以上経過しました。記事を毎日のごとく書いていると、むしろ自 ...
「練習は根性、試合は勇気」はヴァイオリンにも当てはまるお話だった
「練習は根性、試合は勇気」はボクシングの世界チャンピオンだった輪島功一さんの言葉です。練習は辛いもの。だから根性が必要です。さもなければ実力は培われません。さらに、その実力を発揮するには、試合に出るという勇気が必要だということです。もしかしたら、勝利を収 ...
もっと知られていいはずのハイドンの『交響曲第45番 嬰ヘ短調 告別』
オーケストラ、とくに定期演奏会ともなればマーラーやブルックナーはもちろん20世紀の作曲家が多くプログラムに組み込まれます。他方で、なんだかハイドンの作品は見かけません。今に始まった話ではないのでしょうけれども、「昔と随分変わったな」という気がします。まあ「 ...
自分が演奏する立場になって初めて真剣に音楽を聴くようになる話
世の中には音楽作品は無数に溢れています。モーツァルトだけで600曲ほどあります。その中でも有名どころ、たとえば「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」を知っていると思っていても、人にその曲をわかりやすく解説できるほど熟知しているかというと必ずしもそうではありませ ...
感想:タビタ・ベルグルンドさん指揮東京都交響楽団プロムナードコンサートNo.410
2024年11月3日(日・祝)、サントリーホールで開催された東京都交響楽団プロムナードコンサートNo.410。これを指揮したのはタビタ・ベルグルンドさん。ヒューストン響、ミネソタ管、イェーテボリ響など欧米のオーケストラに客演した新進気鋭の指揮者であり、このたびの都響で ...
ヴァイオリン演奏の動画を見ながら練習する方法
自分では弾けているつもりでも、実は全然弾けていないということがあります。これが非常に時間の無駄になってしまいます。弾けているつもりなので、これでOKと思い込んで間違った方向に上手くなってしまう。それでレッスンのときに先生から違うじゃないかと指摘されて、えっ ...
アーベントロートのボックスセットが発売されるとかいう珍現象
アーベントロートという指揮者のことを知っている・覚えているなんていう人はほとんどいないと思っていました。アーベントロートは主に戦前に活躍したドイツの指揮者。1883年生まれの彼はワルター、シューリヒト、フルトヴェングラー、クレンペラーといった巨匠とほぼ同世代 ...
これほど指揮者によって印象が変わるワルキューレもあるだろうか
指揮者によって演奏が違ってくるというのは、クラシック音楽を聴く人なら当たり前すぎる話です。でもそうじゃない人にしてみれば「そんなに変わるんかい」「どうせ大同小異やろ」くらいにしか思われてないかもしれません。まあ、クラシック音楽を聴かない以上、クライバーだ ...
感想:『フルトヴェングラー家の人々 あるドイツ人家族の歴史』
読みにくい本というのは世の中にあります。ChatGPTに「読みにくい本の特徴を列挙してください」と頼んでみると、こんな答えが返ってきました。読みにくい本にはいくつかの特徴があり、これらが読者の理解や集中を妨げる要因になることが多いです。以下に一般的な特徴を列挙し ...
なんだかやけに人間的な正直者ヴァイオリニスト
科学者とか文学者とか経済学者とかピアニストとか金メダリストとかヴァイオリニストとかは、その専門分野に秀でているからそういう呼ばれ方をしているのであって、他の分野に秀でていることとか、聖人君子であることは、要件でもなんでもありません。だからこそマッドサイエ ...
2人の先生に同時並行で教えを受けることのややこしさ
ヴァイオリンを学ぶうえで必須になるのが、指導者との巡り合いです。というか独学で上達するという手段はありえない楽器ですから指導者なしでの練習という道はありません。というわけでどこかの先生に教わるわけですが、人によっては〇〇の分野をA先生、△△の分野をB先生、 ...