こんにちは! ぼくは友だちいないマンだよ!\(^o^)/ 
ぼっちだよ!\(^o^)/ 
今日は大学入学共通テストと早稲田大学入試改革について考えてみたよ!

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大学入学共通テストとは?

大学入試センター試験。これは例年1月中旬ごろの土日に実施される試験です。
国公立大学を目指す受験生にとっての最初の関門であるばかりでなく、多くの私立大学も「センター試験利用方式入試」として採用しています。
大学入学を志すほとんどの受験生が受ける試験といっても過言ではないでしょう。

そのセンター試験ですが2020年1月実施分が最終回となります。
翌年2021年からはセンター試験に代わり「大学入学共通テスト」と呼ばれるものが導入されます。
これはマークシート式問題における知識の深い理解と思考力・判断力・表現力を重視した作問、記述式問題の導入を行うもので、さらに英語4技能評価にあたっては英検やTOEFL、TEAPなど民間の資格・検定試験の活用などが予定されています。

その共通テストを、友だちいないマンもかつて在籍していた早稲田大学が取り入れるというので早速調べてみることにしました。

早稲田大学の「大学入学共通テスト」利用発表の中身は?

日経新聞の記事が概要をまとめてくれていました。
それによると
早稲田大学は7日、現在の高校1年生が受験する2021年度の政治経済学部、国際教養学部、スポーツ科学部の一般入試改革を発表した。3学部とも、大学入試センター試験後継の大学入学共通テスト(20年度から導入)と学部独自試験の2段階で選抜する。私大最難関校が一部学部とはいえ全員に共通テストを課すことは、他大学に大きな影響を与えそうだ。

政経学部の入試は、共通テスト(100点)と英語外部検定試験・学部独自試験(100点)の計200点満点。共通テストは(1)外国語(2)国語(3)数学1・数学A(4)選択科目(地理歴史、公民、数学、理科から1~2科目)を課し、それぞれに25点ずつ配分する。政経学部が全員に数学を課すのは戦後になって初めてで、受験生の志願行動への影響が注目される。(以下略)

早稲田大学の最難関と目されている政経学部において、数学を受験しなくてはならないのです。

かつては、国語・英語・地歴などの3教科のみで受験することができました。

つまり数学ができなくても合否には一切関係なかったわけです。

その流れが一気に変わることになりそうです。でも経済学を勉強するのに数学の知識が問われないのって、たしかに変ですよね。


しかし!


友だちいないマンがもっと注目している箇所があります。それは・・・。

さらに21年度から全学部の受験生を対象に、高校までの主体性・多様性・協働性を育む体験をエッセーにまとめ、提出させることも発表。得点化はせず、入学後の学習指導などに活用する。

本当でしょうか? 事実確認のため早稲田大学公式サイトを訪問しました。
早稲田大学の入試関係のページによると2021年度入試において「一般選抜(現行の一般入試)および大学入学共通テスト(現行の大学入試センター試験)を利用した入試の出願要件を変更」とあります。

以下はすべての学部を対象とした告知ですが、
すでに現⾏の⼀般⼊試問題でも、単なる「知識」だけではなく、「思考⼒・判断⼒」および「表現⼒」を必要とする問題を出題しています。こうした出題についてさらに⼯夫を加えて、⾼校までの学習をより適切に評価できるように努めてまいります。
それに加え、Web 出願時に、「主体性」「多様性」「協働性」に関する経験を記入(注)してもらうこととします。
(注)
・学校が作成する調査書に記載するのではなく、受験生本人が自分自身の経験を振り返り、
文章化してもらいます。記入は出願要件としますが、得点化はしません。
・併願学部が複数あったとしても1 回記入すれば全ての学部に適用します。
・記入した内容は、学⽣調査データの⼀部として、⼊学後の学部での教育の参考資料として活用します。
・詳細については2019 年度初頭を⽬途に公表します。
とあります。
これだけ見るとなぜこんなことを、と思うかもしれません。
実はこれには伏線があります。

文部科学省の高大接続改革。高校と大学の双方の教育をどう接続させていくかは、文部科学省にとっての長年の課題でした。
高校の教育、大学の教育、ふたつを接続する大学入試の3つを一体的に改革することで「高大接続改革」となります。
社会環境が激変する中、産業のありかたも労働集約型から知識集約型に移行し、知識があることよりもむしろその知識を用いて新たな価値を創出できる力を育てることが必要になってきました。
そうした社会で活躍するためは「学力の3要素」をバランスよく育むことが必要となってきます。

3要素とは
① 知識・技能の確実な習得
②(①を基にした)思考力、判断力、表現力
③ 主体性を持って多様な人々と協働して学ぶ態度
を言います。

そう、早稲田大学が打ち出した方向性とは、こうした文部科学省の方針に基づくものなのです。
かつては早稲田大学に限らず、1点刻みの試験は知識偏重型だから思考力が養われない、カルトクイズのような歴史問題を出題するのはけしからん、と言われていた大学入試。
その姿が教育のあるべき姿に変わりつつあるのでそれはそれで歓迎すべきことなのでしょう。

友だちいないマンが恐れること

以下は、詳しい情報がリリースされていない状況のなかでの、友だちいないマンなりの想像でしかありません。答え合わせは10年後位になるかもしれません。

友だちいないマンが恐れていることは「多様性、主体性などが評価対象となった結果、逆に画一的な人材ばかり育ってしまうこと」です。それは次のようなステップで引き起こされます。

1.高校までの主体性・多様性・協働性を育む体験をエッセーにまとめ、提出させることも発表。得点化はせず、入学後の学習指導などに活用する、と宣言

2.実際にどう使うか? → 何千何万もの学生の文章を一つ一つ吟味するのは無理

3.だったらAIに読み込ませればいい!

4.AIは、「GPA(大学の評定平均のようなもの)が高い学生は、こういう単語、センテンスを使う傾向がある」と分析

5.その分析結果が少しずつ高校生、大学生に知られるようになる

6.誰もが手探りで「高く評価されやすい文章術」を模索し始める

7.やがて「こういう文章を書けばAIが高く評価してくれる」式のマニュアルが出回る(例えば就職活動における「面接の達人」のようなものか?)

8.誰もが高い評価が欲しいので、「ほぼ全員」マニュアルを意識して作文をするようになる

9.その結果、あたかもリクルートスーツをまとった学生集団のように、一人ひとりの見分けがつかなくなる

10.「こんなはずでは」

そんなバカな、とお思いでしょうか。でもこれは現実に起こっている、ある事柄に基づいて予測していることなので、あながち的外れとは言えないかもしれません。
「ある事柄」とは、ブログの文章術についてです。

「もう迷わない! 歯科医が勧める歯ブラシ3選!」
「歯磨きプロが選ぶ! 子供が使うべき歯ブラシランキングBEST5!」
「すぐできる! 虫歯ゼロを目指す7つの習慣!」

こんなタイトルの記事をきっと一度は目にしたことがあるでしょう。
そして記事の作りは、「・・・でお悩みですか。その原因は・・・です。でも大丈夫! ・・・をすると・・・のように激変するんです! だから皆さん、・・・を試してみませんか?」のような流れになっています。

このような画一的な文章構成になっている理由は、「このような書き方にするとGoogleの検索順位が上がり、アクセスアップが見込めるから」です。(もちろん、読者の便益を考えた結果、このような文章が評価されるのだとも言えます)

Googleという検索エンジンからの高い評価を誰もが目指した結果、似たような文章が氾濫してしまっているのが現状です。何しろGoogleの検索順位はブログの管理人にとっては生命線。その「リアル椅子取りゲーム」を勝ち抜くこととは、まさに「毎日が総選挙」と言っても過言ではないのです。
友だちいないマンもブログを始めなければ、そんな世界があることは知らないままでした。
本来多様であるべきインターネットの世界が、Googleの検索順位という評価尺度によって画一的になってしまうなんて・・・。

さて、そんな自分の経験から、学生の主体性、多様性、協働性を評価しようとした結果、逆に画一的な人材が生まれてしまうのではという一抹の不安を書いてみた次第です。

果たして高大接続改革はどうなるのか。まだまだ改革は完了していません。
これからどうなるのか、友だちいないマンも慎重に推移を見極めたいと思います。


(本記事作成にあたり、主に以下サイトを参考にいたしました。
文部科学省高大接続改革 http://www.mext.go.jp/a_menu/koutou/koudai/index.htm
大学入試センター http://www.dnc.ac.jp/daigakunyugakukibousyagakuryokuhyoka_test/
早稲田大学入試情報 https://www.waseda.jp/inst/admission/undergraduate/change/ )












だけど文科省もがんばって教育改革を進めようとしているのに、こんなひねくれたことを書いてる友だちいないマンは協働性が0だから友だちいないんだね!
社会から求められる人材じゃないね!!
人生\(^o^)/オワタ