上京した! 友だちいない!!
就職した! 友だちいない!!
フられた! 寂しい!!

ぼっちなんですね分かります。
今日はぼっちな時だからこそ耳を傾けてみたい曲を取り上げます。
ぼっち(筆者)はクラシック音楽を日常的に20年聴いているので、デタラメを書いている訳ではありません。安心してお読みください。

上京した! 友だちいない!!

この場合にまず感じるぼっち感覚は「郷愁」ですねきっと。
水がまずい・合わない(ぼっち(筆者)はそれで湿疹ができた)、方言が違う、etc...
どうしても地元のことが思い出されます。
そんなときはこの曲をどうぞ。グラズノフ「瞑想曲」。



「瞑想曲」というとどうしてもマスネの「タイスの瞑想曲」を連想しがちですが、こちらの「瞑想曲」はどこか懐かしい表情を讃えた、知られざる名曲です!


就職した! 友だちいない!!

このケースは学校を卒業→知らない土地で働くことになった、と思われます。
しかしそんなあなたも仕事をして、その対価として給与をもらう、という立場になった以上不安になってばかりもいられないはずです。
ぼっち(筆者)なら心機一転、強引にコレをCDラックから引っ張り出すことでしょう。
ヨハン・シュトラウスⅡ世「芸術家の生活」。


どこかしら哀感を滲ませつつも、そこはワルツ。切ない今も軽やかに越えていきましょう。
落ち込んでいても「生活」は続くのですから。
引用した動画は世評の高いカルロス・クライバーの指揮によるものです。

フられた! 寂しい!!

まじか・・・。ならば・・・。
ブラームス「3つの間奏曲」。


ブラームスは恩人である大作曲家シューマンの奥さん(クララ)に憧れつつも、ついにその想いを打ち明けることができず、生涯独身で過ごしました(とされているものの、ブラームスはクララに関する手紙を破棄しているため、真相は今も不明)。
そのブラームスは、最初の交響曲を完成させるまではベートーヴェンの存在をプレッシャーに感じて、緊張感のある曲を書いていました。典型的な例が今触れた「交響曲第一番」で、完成まで20年かかりました。ところがその後は闊達な作品も発表しはじめ、晩年になる頃にはこんな物静かで憧れを秘めたような曲を書くようになっていたのです。
時の流れってほんとうに不思議です。一度の失恋に心が折れても、それは次の恋につながる・・・はず・・・。(ごめんなさいこの箇所は断言できません)


以上、ぼっちに効く曲を取り上げてみました!
世の中にはもっと有名な曲はいっぱいあるはずですが、あえて「名曲ではあるものの、そんなにたくさんの人に知られているわけではない曲」を突いてみることにしました。

「こういう時には何を聴いたらいいんだ!」という質問リクエストはいつでもお送りください。