私がいたく応援している渡辺麻友さん(引退しちゃいました、グスン)の盟友、柏木由紀さんのnoteは時折ハッとさせられるようなことが書かれています。
必要以上に文字数を重ねているわけでもなく、本質をついたことを書けるのは、彼女がアイドルとして、また舞台に立つ人として社会の第一線を走っているから。
誰もが気になりがちな「アイドルは何歳まで続けられるのか?」ということについて、柏木由紀さんがアイドル論を超えていいことを書かれています。
アイドルは何歳まで続けられるのか?
柏木由紀さんはnoteにこのように書いています。
「いい歳していつまでアイドルやってるの?」
って言われるけど、そもそもアイドルに正解も不正解もないと思っています。自分のためにアイドルをやっている人も、人のためにアイドルをやっている人も、素敵だと思います。
歌って踊って、可愛い衣装を着て、それっぽく振る舞うだけがアイドルではないとも思うのです。
私が嬉しいとき、一緒に喜んでくれるファンの皆さんがいます。
ファンの皆さんが嬉しいときは、私も嬉しい。
私が落ち込んでいるとき、心配してくれたり元気付けてくれるファンの皆さんがいます。
ファンの皆さんが悲しいとき、少しでも支えになりたいと思うのです。
アイドルとファンの関係性は、お互いが分かり合えていたら他者がどうこう言うことでもないんじゃないかなぁと。
むしろ、世間や世の中の人に分かってもらえなくても、ファンの方が分かってくれたらそれだけでいい。ファンの方が喜んで、楽しんでくれたらそれだけで幸せ!です!!(https://note.com/yukirin_official/n/n579cc8db4438より)
正解も不正解もない。
「人生に平均はない。個別があるだけだ」という言葉があります。
私たちはえてして平均とか偏差値とか、周りと違っているのではないかとか、そういうことを気にしてしまいがちです。
しかしもともと私たちの人生に「何々をしなければならない」「こうでなくては」というものは存在しないはずで、自分が納得できればそれでよいもののはず。
「アイドル」とは何か? を考えてみたとき、「ファンの背中を押すことができる」「その結果、ファンもますますその人を応援したくなる」という好循環が(なるべく太く、長く)続いていることが「基本のき」であり、ここを守れているならばあとは枝葉末節にすぎないのではないか、と思えてなりません。
人は社会を形成する生き物ですから、自分に反応してくれる「誰か」をいつも心のどこかで必ず探し求めているものです。
行き詰まりを感じている人は夢に向かって打ち込んでいる人の姿にエネルギーをもらい、自分もまたその人のようになりたいと願う・・・。アイドルという姿は、たとえばそのような多くの人の願いに応えてきたのです。
そういう関係性を前提とする限り、「アイドルは何歳まで続けられるのか?」という問いには「そもそもなぜ年齢で区別するのか」「なぜ29歳ならOKで30歳ならだめなのか」「12歳ならだめで13歳ならいいのか」ということになってしまい、そもそも人間の心理に対して明確に「何歳」と数字を持ち込むこと自体に意味がないわけです。
・・・という理屈っぽいことを考えなくても、柏木由紀さんはもっと分かりやすくまとめてくれていますね・・・。
おわりに
柏木由紀さんの盟友渡辺麻友さんが芸能界を去った今、柏木由紀さんが芸能界で活躍を続けていることには非常に励まされるものがあります。
『まゆゆきりん「往復書簡」』には二人のやりとりが書かれており、渡辺麻友さんが未来の自分に宛てた手紙は今読むと心が痛みます。
柏木由紀さんには渡辺麻友さんの分まで一日でも長くアイドルとしての人生を生きて、一回でも多く舞台に立ってほしいと強く思います。
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