ポムポムプリン、可愛いでふ。、



私はポムバサダーという仕事(?)をしています。

ポムポムプリンのことをSNSなどを通じて広めるという役割です。

私がいたく応援している渡辺麻友さん(引退しちゃいました、グスン)がポムポムプリンのことを好きで、ならば自分も! と思いポムポムプリンにはまっていきました・・・。

おかげさまで家中がポムポムプリングッズだらけに・・・。

面白いのが、ポムポムプリンと一緒に読む『パンセ』。
ポムポムプリンとパスカルって、普通は結びつきませんよね・・・。

ポムポムプリンと一緒に本を読んで哲学しよう!





人間は考える葦であると言ったのはパスカル。

彼の言葉をやさしく解説してくれているのがこの本です。もちろんすべてのページにポムポムプリンが載っているのです・・・。

「認められたい気持ち。それに振り回されすぎないで」。

誰だって、周りの人に認められたい。尊敬されたい。そう思うもの。でも、その気持に振り回されすぎると、褒めてくれる人の意見だけを聞くことになってしまうかも。
こういうわかりやすい解説に続けて、パスカルの言葉が引用されています。

われわれは、全地から、そしてわれわれがいなくなってから後に来るであろう人たちからさえ知られたいと願うほど思い上がった者であり、またわれわれをとりまく五、六人からの尊敬で喜ばせられ、満足させられるほどむなしいものである。『髪なき人間の惨めさ 一四八』

普通の人ならパスカルの本を手に取るということはまずないと思います。
とはいえパスカルといえば哲学者のなかでもひときわ名高い人物であり、彼の思想を知らないよりは知っているほうがよほどいいでしょう。

でもいきなり彼の本にチャレンジするのはハードルが高いかな・・・? そう思っているうちに1年、2年と平気で時間は流れてしまいますよね。

ではどうすれば? と思った時にサクッとポムポムプリンと一緒に学べるのが、この『ポムポムプリンの「パンセ」』

働いている人なら、次の言葉がビビッと来るかも?

あなたが気づいていない隠れた才能を、誰かが見つけてくれるかもしれない。

やりたくないことを押しつけられると、文句を言いたくなるかもしれない。でも、あなたの隠れた能力を見抜いて抜擢されている可能性だってある。どんなことも前向きに取り組もう。

このページに登場するポムポムプリンはなぜかフラダンスをしています。。。

あわせて掲載されているパスカルの言葉は、
強いもの、美しいもの、賢いもの、敬虔なものは、それぞれ異なった部面を持ち、おのおの自分のところで君臨しているが、他のところには君臨していない。『正義と現象の理由 三三二』
パスカルの言葉を自分なりに理解するなら、AさんはAが得意、BさんはBが得意。AさんはAのジャンルでナンバーワンでもBのジャンルに行けばそうではない。

たとえば世界的なピアニストがドラムを叩けばYOSHIKIみたいになれるかというと、そうではないでしょう。でもその人はショパンやベートーヴェンのソナタで人を感動させることができ、お客さんはお金を払ってCDを買ってくれます。

会計に明るい人物が営業部に行けば優秀なセールスマンになれるかというと、それも違うでしょう。
ですがその経験で粉飾決算を見抜くことができるはず。

言い方を変えると、ある分野でてっぺんまで登ってしまえば誰もが認めてくれる(君臨している)ことになります。もちろんそれで他の分野でも君臨できるかというとそうではないので、だからこそ世の中は色んな人材がいるべきだということになります。

うーん、哲学的・・・。

一見可愛い表紙の『ポムポムプリンの「パンセ」』ですが、めくるページごとにポムポムプリンが色んな表情を見せてくれ、なおかつパスカルの言葉に親しむことができます。

姉妹作には『ハローキティの「ニーチェ」』『シナモロールの「エチカ」』などがあり、こちらもサンリオ好きなら必見です!