新型コロナウイルスの影響で、私が通っている音楽教室も休業が続いていました。

ところが希望者にはZOOMを使ってレッスンをするというのです。

で、早速やってみた結果・・・。

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ヴァイオリンオンラインレッスンをZOOMで受けてみた感想

まず私のネット環境を書いておきます。

1.ノートパソコン(Windows)15.6インチ、マイクとカメラは内蔵

2.Wi-Fi回線は5G(第5世代の5Gではなく、5ギガヘルツ帯域のほうです)

3.ネット回線はIPv4ではなく、IPv6

4.光回線の速度は下り、上りともに常時80Mbpsほど

こういう状況です。回線速度はけっして遅い方ではありません。
プロバイダのサービスおよび自宅の機器設定が条件を見たしていれば、IPv4からIPv6に変えるだけで速度は数メガMbsから数十倍にアップするはずです(私はそうでした)。

だから少なくとも映像が見づらいということだけは起こり得ないはずでした。

で、実際にレッスンを受けてみると・・・。

<結論>
対面レッスンに勝るものはない

<理由>
1.弓の角度がお互いわかりにくい
当たり前の話ですが、ヴァイオリンは弓を当てる角度をどうするかで音が違ってきます。
また、駒の近くに弓を当てるか、それとも指板の方に弓を当てるかでも硬い音、柔らかい音など雰囲気が違ってくるものです。

そのあたりはパソコンに付属のカメラだと、先生→生徒も生徒→先生もどうしてもうまく見えないのです。これはちょっと困りますね。
楽器をアップにすると右手がどうなっているか、左手がどうなっているか、演奏する時の姿勢は良いのか悪いのかがわからず、かといってカメラを弾いた状態だと細かい部分がわからず・・・。
帯に短したすきに長しとはまさにこのことです。

2.音がチープ
パソコンやタブレット端末、スマホのスピーカーだとどうしても力量不足という感じがします。
ヴァイオリンの響きはそもそも「その音」だけではなく倍音も込みであの美しさが成り立っているわけです。
ところがパソコンなどのマイクやスピーカーではそのあたりをキャッチできず、モノラルっぽい否モノラル以下のチープ感が漂ってしまいます。

さらには重音奏法のところが音が溶け合っているのか溶け合っていないのかよくわからず、むしろ歪んだような音になってしまいます。これは辛い。

3.たまにカクカクする
私の回線は常に80Mbpsは出ています。これならストリーミング動画を高画質で視聴しても十分問題ないレベル。
ところがそのときのネット回線の混雑なのか、ZOOMの仕様なのか・・・、30秒に1回くらいカクっとなる瞬間があります。

まとめ

主に定点カメラの欠点+スピーカー、マイクの能力不足という点で、オンラインのヴァイオリンレッスンはやはり対面レッスンに劣るものになってしまいます。
そもそもヴァイオリンを使って表現する音楽自体が、非常に複雑な要素のかけ算であり、人間の細やかな感性に相当依存するものですから、2020年時点の通信技術をもってしてもオンラインで教えるということは極めて難しいようです。

先生が直接私たちの楽譜に鉛筆で注意事項を書き込んだりできないのも難点です。

やはりあくまでも対面レッスンがどうしてもできないときの代替手段というほどの位置づけで「こんなもんかな」と多くは期待できないのが実情のようです。

美音といえばグリュミオーですが、彼のようなきれいな音をZOOMやスカイプでやり取りできるようになるのはいつのことでしょうか・・・。
いやそもそもオンラインレッスンというもの自体、あまり定着しないのかもしれないですね。。。