公共の図書館などで利用できる朝日新聞の聞蔵IIというサービスはご存知でしょうか。
これは朝日新聞(朝刊、夕刊)、週刊朝日やアエラなどのデータベース化された記事を閲覧できるというすぐれもの。

本来ならば「〇〇裁判」「〇〇事件」のようなキーワードで検索し、「〇〇事件について、朝日新聞はどのような角度からどう報道したのか」といった学術的な調べ物をするためのもののはず。

でももちろん自分が気になるキーワードで検索するという使い方にもバッチリ対応!
というわけで私は渡辺麻友さんの過去記事を色々しらべてみると・・・。

アエラが伝える渡辺麻友さんの姿

2014年7月21日の週刊アエラでは、表紙に渡辺麻友さんが起用されていたようです。
インタビューではこう答えています。
 「見てくださる方に、幸せを届ける。そんな存在でありたいと思います」

 アイドルとは何かと聞くと、こう答えた。自分に厳しい。一方で、「私、城フェチなんです」と笑う。休みがあれば「温泉に行きたいですね」。

 まるでアニメの世界から飛び出してきたかのような完璧なルックスに、ついたニックネームは「CGアイドル」。だが、実際に話を聞くと、
「ホルモンが好きで、野菜は全般苦手なんです。特にトマトは一番ダメかも……」
 ちょっとユニークな、等身大の20歳の女の子。違うのは、仕事に対するストイックな姿勢だ。
「満足しちゃうと、それで終わりの気がしちゃう。常に今よりもっとよくなりたいと思っています」
(以下略)

「シンクロときめき」では群馬県にあるロックハート城がMVの撮影場所として使われていますが、撮影中もテンションがあがっていたのではないでしょうか。
それにしても渡辺麻友さんがお城好きだとは知りませんでした。有名な話なのか? と思いGoogleで「渡辺麻友 城フェチ」と検索したものの、それらしき情報は見つかりませんでした。

ソニーミュージックのサイトで紹介されている渡辺麻友さんのプロフィールには、行ってみたいところが「フランス」、将来の夢は「お城を建てて住むこと」と書かれています。
2017年の卒業コンサートでも舞台に西洋風の城が設置されていたのは、このあたりと関連があるのでしょうか。

ちなみに、渡辺麻友さんの代名詞である「ストイック」という言葉が当たり前のように使われていることにも注目したいですね。アエラのこの号が発売される頃にはすでにそういうイメージができあがっていた様子が垣間見えます。

パリを訪れたときにぜひ足を運びたい、シャンティイ城

2020年4月現在、新型コロナウイルス感染拡大を防ぐため、世界のほとんどの国が入国制限を実施しています。

もしこの制限が解除されたあとでフランスに行ってみたいとお考えの方がいらっしゃれば、パリ郊外、電車で20分ほどの距離にあるシャンティイ城もぜひ行き先のひとつとしてお考えください。
パリの近くにある城といえばヴェルサイユ宮殿に気を取られがちですが、新ルネサンス様式の優雅な佇まいのシャンティイ城もなかなかのものです。

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(2014年夏、私が撮影しました)

NHKスペシャルドラマ『坂の上の雲』では阿部寛さんが演じる秋山好古がフランスに留学する場面で騎兵の訓練風景が登場するのも、こちらシャンティイ城で撮影されています。
それもそのはず、競馬好きの方はご存知だと思いますが、ここはディアンヌ杯のレースが主催される場所でもあり、馬の博物館が併設されています。
城内の絵画のコレクションが収められている「コンデ美術館」も名高く、ラファエロの作品が目玉です。

DSCN2741
(同じくコンデ美術館の様子を撮影したもの)



コンデ美術館の収蔵作品はGoogle Arts & Cultureでもご覧いただけます。

おわりに

渡辺麻友さんを起点にフランスの城の話に脱線してしまいました。
2020年4月現在、ご存知の事情により外出を自粛するよう多くの自治体が呼びかけを行っています。

逆に外出をしないからこそ、渡辺麻友さんの語る「好き」を起点に、自分なりに「城」なり「宝塚」なりを掘り下げてみるのも良いですね。

私は・・・。この状況が改善されたら原宿のポムポムプリンカフェに足を運んでみたいとひそかに考えています・・・。