大学入試に合格して、志望校への進学が決定! というわけで入学手続書類を提出して、さあこれで大学生だ! と思っていると・・・。

案外不備があったりして後で青ざめることになります。

どんな不備があって、結果的にどうなるのか? 普段入試関連の仕事をしている私は、この手のトラブルをよく目の当たりにします。

この記事を読んでくださっている方は、おそらく「入学手続書類を書き間違えた! どうしたらいいんだ!」と思いながら検索してこちらにたどり着いたのだと思います。
本当なら大学に書類を送る前にこの記事を見ていただければ良かったのですが、事前にはまさか自分が書類を書き間違えてるなんて思いもしませんよね・・・。

tetsuzukishorui


入学手続書類を書き間違えるとどうなるのか?

残念なパターンとしては、入学手続期日までに入学申込金と授業料などを納付してない場合。
これは銀行のミスなどではなく、「あなたがうっかりしていた」場合は救済措置はありません。

ただし銀行のシステム障害が発生して、期日に振り込んだのに3日後に入金扱いになっていたというような場合、そのことがあなたまたは銀行により客観的に証明できるならその限りではないでしょう。

それ以外でも入学手続書類を書き間違える人がいます。

1.個人情報の書き間違い
新入生登録用紙のような書類における、名前や生年月日の書き間違い。これは住民票または住民票記載事項証明書を併せて提出するはずですから、受付係の人が照らし合わせることですぐ気づきます。
おそらく気づいた時点で大学から電話がかかってきて「書き間違いではありませんか」という問い合わせを受けるでしょう・・・。

大学も気づかなかった場合、学生証に印字された名前が微妙に間違っているかもしれません。
齋藤と齊藤、山崎と山﨑などはとくに見間違えやすいですが、間違った漢字で学籍を登録してしまうと、成績証明書や卒業証書まで間違いが続きます・・・。
もし間違われがちな名前の場合は、学生証を受け取ったときによ~く確かめておきたいですね。


2.第二外国語の登録間違い
大学によっては、第二外国語の履修を入学手続のときに選ばせるところもあります。
本当はフランス語を履修したいのに、ドイツ語を選んでいた! (しかもそのことに入学後に気づいた!)というような場合、(大学にもよるが)大抵は変更できません。自分のうっかりを恨むしかないのです・・・。


3.保証書や誓約書の書き間違い
これもありがちです。ハンコが押されていないとか、初歩的な間違いも見られます。
この手の書類は大学側が修正すると「改ざんした」ということになりますので、おそらく発覚次第送り返されてくると思います。すぐに訂正して再送しましょう。


おわりに

入学申込金などの納付を忘れていたというのは論外として、以上3点がよくある間違いになります。
このなかで致命的とも言えるのが履修に関わる事柄の書き間違いです。

これを避けるためには、
・送付前に2回くらい見直す

・自信がない場合は親にも見てもらう

・送る前に念の為コピーを手元に残しておく

です。とくに「送る前に念の為コピーを手元に残しておく」という用意周到さは入学手続に限らず、その後の人生の色んな場面で役立つはずです。

ここでつまづいてしまうと、せっかくの盛り上がったモチベーションが入学前からしぼんでしまいますから、ぜひとも間違えずにクリアしていただきたいですね・・・。