大学入試もこの記事を作成している時点(2020年3月上旬)ではそろそろ終わりが見えてきました。
まもなく国立大学(前期)の合格発表があります。

この時点で私立大学の補欠から補欠合格に繰り上がった人もいるはずです。

ところが補欠合格というのが曲者で、合格発表から入学申込金納入までの期限が結構短かったりします。
補欠合格になったのに、入学手続をし忘れていたらどうなるのでしょうか。
普段大学入試の仕事をしている私ですが、そういう人にたまに出会うことがあります。

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補欠合格になったが、入学手続を忘れていたらどうなるのか

補欠合格のお知らせには例えばこういうことが書かれています。

受験番号 ・・・番
〇〇 〇〇 様

あなたは、20XX年度一般入学試験〇方式において、以下の学部・学科に補欠合格しました。

〇〇学部 〇〇学科

入学申込金納入期限 〇月N+7日
入学手続完了期限 3月25日


〇〇大学
20XX年〇月N日

補欠合格の発表日をN日とすると、入学申込金はN+7日。つまり3月1日に発表なら3月8日までに銀行で入学申込金を納入しなければなりません。(ただしこれはあくまでも一例です。)

1週間しか猶予がないのですが、他の大学の合格発表との兼ね合いでできれば決断は後ろに引き延ばししたいものです。
一方で、大学としては一人でも多くの学生に来てほしいわけですから、決断を後ろに延ばされると困ってしまいます。

決断を先送りし、いつの間にか納入期限日の夜になり、「あ、手続してない」と気づいたらどうなるのでしょうか。

この場合は、合格したのに、手続を期限内に実施しなかった=手続の意志がなかったとみなされます。
もしどうしてもその大学に入学したい場合は、まだ募集している別の方式で受験するか、1年後にもう一度受験するしかありません。

ただし、例えば郵便事故が発生して、本来届くべき日に配達できなかったという事実が何らかの方法により証明され、郵便もそういう事故を起こしてしまったことを認めているような場合はその限りではないでしょう。受験生に落ち度はないわけですから。

なぜ私はこういうことを書いたのかというと・・・。

「3月1日付の補欠合格発表で、入学申込金納入期限が3月8日」という補欠合格通知書を大学が送ったところ、「3月1日に一度配達されたものの、自宅に誰もいなかったので不在連絡票を配達員がポストに入れた。郵便局の引取期限が3月8日までだから、3月8日に取りに行こうと思っていた」という人が実在したのです・・・。

「事前に補欠通知が届いていて、同じ大学からなにか配達物があったら、それは何かある程度察しがつくはず。にもかかわらず何とも思わなかったのはよほど鈍感な学生だ・・・。」
私はこう思っていたのですが、不在連絡票を確認したのは保護者で、そういうものが届いていたことを保護者は学生本人に伝えていなかったようなのです。

こういう場合、大学のせいではなく家族間のコミュニケーションの問題ですから、なんの救済措置もありえません・・・。



・・・その後この学生がどうなったのか、私にはわかりません・・・。