街でよく見かけるKALDI。

輸入食材を売っていて、とくにコーヒーは有名ですね。

私の勤め先の部署は1~2月が繁忙期。というわけで残業代ががっぽがっぽ・・・。

そうは言ってもお金の使いみちも思い浮かぶわけでもなく、とりあえず一番高いコーヒー豆であるブルーマウンテンを買ってきました。

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ラベルを見ると、生産国はコロンビア、ジャマイカ、ブラジル。

あれっ?
これ本当にブルーマウンテンなの??

ブルーマウンテン(Blue Mountain)とは、ジャマイカにあるブルーマウンテン山脈の標高800~1,200mの限られた地域で栽培されるコーヒー豆のブランド。

本来、「ブルーマウンテン山脈」の標高800~1,200mの特定エリア以外の地域が産地のコーヒーには、「ブルーマウンテン」という名前をつけることができない。

しかし、日本に輸入されている豆の多くは、標高800m以下の麓で栽培されたにもかかわらず「ブルーマウンテン」の名を付けられたものであることが多い。そのため、本来のブルーマウンテンを入手することは極めて難しい。国内での「ブルーマウンテン」販売量は、正規輸入量の3倍という事態になっている。
ウィキペディアにはこう書かれています。
じゃなんでコロンビアとかブラジルがラベルに書かれてるの??

と思ってラベルをもう一度読んでみると、ブルーマウンテンブレンドと書かれています。
ブルーマウンテン中に入ってるよということが言いたいのでしょうか?

KALDIのホームページにもやはりこう書かれていました。
ブルーマウンテンをブレンドした堂々たる味わい。香りと甘み、苦味と酸味が織りなすバランスは秀逸です。
ということはやはりブルーマウンテン100%ではないのですね。

ちなみに成城石井で売られているブルーマウンテンブレンドも
ブルーマウンテンをベースに豊かな風味と甘味のある上品でバランスの取れたブレンドコーヒー。穏やかな酸味とフルーティーな甘味が魅力です。
というわけでこちらもブルーマウンテン100%ではありませんでした。

KALDIのブルーマウンテンブレンドを飲んでみた感想

200gで1,510円(税込価格)というわけで、普段飲んでいるコーヒーの2倍の値段!
残業代がっぽがっぽでなければ当然躊躇してしまいます!!

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パッケージを開けると、気品のあるいい香りが部屋に広がります。
豆はちょっと小粒で色はそれほど濃くありません。

コーヒーミルで挽いてみるとかなりガリガリっとした確かな手応え。期待が高まります。

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というわけで実際に飲んでみました。

口に含んでまず思ったのが、「香りが遠くまで飛ぶ!」

どういうことかというと、インスタントコーヒーや缶コーヒーだと味は最初はしっかりしています。
ところが口に入れてみると、鼻腔にまで香りがうまく伝わらないというか、平べったい味わいで余韻に乏しいです。

安いワインもそうで、わかりやすいはっきりとしたおいしさはあるものの、品位とか余韻とかがまったくない、化学調味料的な味がしてしまいます。

私はヴァイオリンを弾いていますが、この楽器は安物は耳元では大きな音がするものの、コンサートホールの後方まで音が届かないという特徴があります。
逆に銘器と呼ばれる数千万~億の値段が付くものは、演奏者の耳にはそれほど大きい音はしないものの、ホール最後列までしっかりと音が届きます。

どうもブルーマウンテンも同じような特性があるのでは、と飲んでみて思いました。

はっきりとした個性というか力強さとか、ぱっとわかるような美味しさはないものの、なぜか口や鼻の遠くまで届くような香りが残ります。

うーん、じつに不思議です。

まだまだ豆はたくさん残っているので、挽く量やお湯の注ぎ方などを変えると味わいはどう変化するのか、いろいろ試してみたいと思いました。


さーて、今度はどこの店のブルーマウンテンを買ってこようかな・・・。