ここ数年、ブログを始める人は増えこそすれ減ってはいない印象があります。

その証拠にインフルエンサーと呼ばれる人で、とくにブログを足がかりに有名になった人が「ブログ 始め方」のようなキーワードを狙って収益化記事を作成したり、YouTubeでブログの始め方を解説していたりというのをよく目にします。

ということはそれだけニーズがあるということなんですね。

とはいえ新規参入のブログは、えてして「こたつ記事」だったりすることも・・・。

こたつ記事とは

私も冬はこたつに入って食事をしたりブログを書いたりしています。
ということはこのブログ「友だちいない研究所」もこたつ記事ですね。

いえ、ちょっと違います。

「大阪で絶対見るべきスポット5選!」

「渋谷に来たら外せないタピオカミルクティーのお店7選!」

「浴槽のしつこい湯垢を落とすコツ!」

のように、自分が体験したわけでもない旅行、食べてもいないグルメ、実践してもいないノウハウなどをネットを通じて情報収集し、さも見てきたような記事を書くこと。これを「こたつ記事」と言います。
「大本営 見てきたような 嘘を書き」という川柳が戦時中にはあったようですが、ちょっとそれに近いものがあります。

ふつう人は自分が苦しんだこと、熱心に取り組んだこと、好きなことは1日中喋れるものです。
逆に関心が持てないことは二言三言で終わってしまいます。

作家・村上龍さんの言葉を借りるなら「人は興味を持てない分野で努力することが難しい」のです。

他方で、ブログ界隈にはどこかで見たようなノウハウ記事が掲載されているものが数多くあります。

理由は簡単で「検索上位表示を狙い、アフィリエイトやアドセンスで収益化する」のがブログの目的だからです。

残念ながらそういうノウハウ記事はGoogle検索で一時的には上位を得やすいものの、ただ単に手順を書いてあるだけなので真似されやすいという難点があります。

ブログはもともと個人が情報発信をするためのツールでしたが、「検索上位表示を狙い、アフィリエイトやアドセンスで収益化する」ことを意識した途端、面白くもなんともないものになるようです。
就職活動をする大学生がみんな同じスーツを着るようなものですね。

kotatsu_neru


Googleアップデートを被弾してアクセスが下がる

大体季節に1回くらいの頻度でGoogleは検索アルゴリズムをアップデートします。
2020年第1回目は1月上旬に行われ、2週間程度で概ね完了したようです。

このアップデートというのが曲者で、少なからぬブログはアクセスダウンの結果になります。
私のブログ「友だちいない研究所」も1月上旬から徐々にアクセスがアップデートのたびに毎度ながら下がりました。
(このことは「ブログは元手0円で始められるからいいよ」と言っているひとがめったに口にしません。たしかに元手0円でも、自分の努力とか能力ではなくGoogleの都合に振り回されることがものすごく多いのです。)

Googleはここ数年、専門性、権威性、信頼性を重視して検索順位を決めている傾向があります。
となると官公庁や大手企業公式サイトが優遇されます。
逆に一市民が運営しているサイトは「あなたは専門家でも有識者でもないただのサラリーマンです。よって信頼できません」ということになり、検索順位が下の方に追いやられるというわけです。

別の言い方をすると、大学教授でも勤務先の東大とか早稲田大学とかの公式サイトに掲載したページは上位表示される可能性が高いですが、教授個人のブログに同じことを書いても検索下位になりうるということです。

こたつ記事は検索順位が下がりがち

Googleが重視しているのは、他にもオリジナリティなどがあります。
どこかで見たような記事を書き連ねても低品質のコンテンツと判断されてしまいます。
こたつ記事はそれこそネットで情報をつまみ食いしてツギハギして作るものですから、それこそ低品質と言われても仕方ないでしょう。

個人ブログの意味とは

そこで個人ブログです。
ブログ運営の鉄則は「日記を書くな」。
果たしてそうでしょうか。
日記を書かなくなった結果、量産型ノウハウ記事が出回るようになりました。

しかし日記は個人の人生であり、オリジナリティに直結するものでもあります。

ノウハウ記事、ありがちなレビュー記事ではなく、自分の日常からどれだけオリジナリティをすくい上げ、他人に共感してもらえる書き方をするか。
秋元康さんは「企画というのは生み出すものでなく、気づくこと」と考えているようです。
普段の生活から、どうやって他人に響くネタを見つけ出していくかがブログ運営のコツなのかもしれません。