私はこのブログ「友だちいない研究所」を2018年2月に始めました。

管理人である私=ぼっちの陰キャな性格を反映して、時代の流れにまったく沿っていない地味なネタが多いので、月間PVはこれまでのベストでも14,000ほど。

仮想通貨とかFXとか副業ネタとか、芸能人のスキャンダルとかを追いかけるブログならもしかしたらもっとPVは伸びて収益もグングン上昇していたかもしれませんが、そもそもブログは自分の分身ですから、本体にそういう蓄積がないものは書くことができません。

というわけでアクセスが全く伸びず、多くのブロガーさんがそうであるように私も何度も絶望感を味わいました。

なぜこういう絶望感にとらわれるのか、振り返ってみたいと思います。

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初期(初めて3ヶ月くらいまで)のころ、本当に嫌気がさす

なぜかというと、記事を書いてもアクセスがまったくといっていいほどなかったからです。

初月は100、2ヶ月目は200、3ヶ月目も300位? で4ヶ月目(2018年5月)にはなんとか800PVに到達しました。
「入学式で一人ぼっち!」「大学のグループワークでぼっちになった!」みたいな記事ばかりですから、まあ当然ですよね。

4ヶ月目に800まで伸びた理由は、そのときとある新作ミュージカルのレビューを書いたところ、SNSで何人もの方がリツイートしてくれたからです。ああありがたい・・・。

しかしそこに行くまでに本当に嫌気と絶望感の連続で、なぜこんなにアクセスがないのか? Googleが私のサイトを表示させないように悪さをしているのじゃないか(エイジングフィルターという言葉もある)と毎日疑っていました。

誰も来ない。むなしい。そりゃ絶望しますよね。


コンテンツが良くても、人が振り向いてくれるとは限らない

私の地元は岡山県倉敷市ですが、倉敷には戦前に開館した大原美術館という素晴らしい美術館があります。
ここではエル・グレコの「受胎告知」やルノワールの「泉による女」などの名品を収蔵しており、満州事変の調査を行ったリットン調査団も帰路ここに立ち寄り、「東洋にもこんな素晴らしい美術館があったのか!」と感銘を受けたというエピソードが伝えられています。

・・・ところが、この大原美術館も開館当時は鳴かず飛ばずで、雨の日には誰も来ない日すらあったそうです。

コンテンツが良くても人が振り向いてくれるとは限らないし、浸透するには時間がかかるということを示唆しているようですね。
ブログもすぐに評価されなくて当たり前、そう思って日々のPVに一喜一憂しない姿勢が大事なのではないでしょうか。

私の場合はヴァイオリンを(素人ですが)弾いており、この楽器は10年単位で努力を継続しないと「人に納得してもらえる」という水準に絶対に到達しないという無理ゲー感が漂うもの。(英才教育を受けている子供の場合はやや異なりますが・・・。)

悪魔の楽器とも言われるヴァイオリンに日々取り組んでいて、成果が出るには年数がかかる(年数をかけても成果が出るとは限らない)ということは身にしみてわかっていたので、私は絶望しつつも「まあヴァイオリンよりはるかにマシかな」という感覚でなんとか続けることができました。

GLAYのTAKUROさんもお客がゼロで絶望したことがある

GLAYの東京初ライブは、客がたったの二人だった。しかも、場所は東京ではなく、正確には埼玉県。浦和市のポテトハウスというライブハウスだった。

友だちも知り合いもほとんどいない、東京での最初のライブだから、仕方がないといえばその通りだ。問題はそういう状況が、その後もずっと続いたということだ。

二人はいったのはまだいい方で、客がゼロというライブもあった。九二年の正月のことだから上京して二年目に入っても、まだそういう状態の中でもがいていた。

ステージに立って客席を見回したら、目の前に誰もいないときの気分を言葉にするのは難しい。客が一人もいなくても、ステージに上がりスポットライトを浴びてしまっているわけだし、PAの人もスタンバイしてるから、演奏しないわけにはいかない。

こんなもん、だだっ広いスタジオ借りて練習してると思えばいいんだ。心の中で虚勢を張り、平静を装って演奏を始めるのだが、胸の奥から酸っぱいモノがこみ上げてきて、吐きそうになる。

(中略)

東京で活動を始めてから、僕はずっとライブ日記をつけていた。ライブハウスの主人にどういわれたとか、客の反応がこうだったとか。今後の参考になるように、できるだけ客観的に記録していた。
この日ばかりは、それができなかった。
思いを文字にしようとペンを握ったとたん、ぐちゃぐちゃとため込んでいた声にならない叫びがほとばしり、ページを塗りつぶしていた。
(TAKURO『胸懐』より)

TAKUROさんもアマチュアバンド時代にこういう経験をしており、「誰も反応してくれない」ということがいかに辛いことか、書きつづっています。

愛の反対は無関心とはよく言ったもので、誰からも反応が得られないということがいかに人に絶望感を与えるか、ひしひしと伝わってきます。

人から反応してもらえるブログとは

私がブログを続けていくうちに、いくつかは数千PVを記録したものもあります。

それらは例えば某女子アナが書いた本のレビューを発売日にアップしたものだったり、ある新人ヴァイオリニストのことを記事にしたら後日NHKがその人について番組を制作したり、賞味期限が長い「かにぱん」について記事を書いたら、数カ月後に大型台風が東京にやってきて一時的に「かにぱん」が注目されたり・・・、といったものでした。

要するにその時の旬の話題をうまく切り取って検索上位に表示されなければ、無名の一市民が運営しているブログのアクセスを上げることは難しいようです。

あとはSNSのフォロワーを増やすとか、鋭い発言を積み重ねて徐々に有名になっていくとか・・・。

いずれにせよ、地道な努力が必要であり、信頼の蓄積があってこそ固定読者も付くブログが出来上がるようです。

うーん、それが自分に可能なのか、また絶望感にとらわれてきました・・・。


追記:私がブログを始めた頃、かん吉さんの次の著書を読みました。この本では記事の積み重ねを通じて信頼を構築していくことの大切さを繰り返し説いています。
確かに世の中のビジネスも「この会社の製品なら問題ないだろう」という信頼があってこそ成り立っているものがほとんどですからね・・・。
もしブログに絶望感を抱いてしまった方がいらっしゃいましたら、この本をぜひ手にとってみてください。