私は2016年春ごろからジョギングに取り組んでいます。

今は2019年11月ですから、なんだかんだで3年半は続いていることになります。

私は学生時代は帰宅部で、運動はまるっきりできませんでした。
長距離もすごく苦手で、1500メートル走は7分以上かかっていました。遅いですね!! \(^o^)/オワタ

その私ですが、30代になってから唐突にジョギングを始めた結果、なぜか3年以上続けることができています。
今は日常的に1回あたり7kmほど走っており、長野県の諏訪湖一周16kmを走ったり、フルマラソンこそ未経験なものの、多摩川のほとりを20km走る(なぜかハーフマラソンではなく、20km)というイベントに出たことがあります。

そんなふうに日々走っていると、
「どれくらいの距離をまず走れればいいのか?」
そういう質問をたまに受けるときがありますので、記事にして書きとめておきたいと思います。

running


ジョギングは、初めのうちはまず2km走れればいい

私なりの経験から言うと、

・まず2km走れればOK

・ゆっくりでOK

です。

なぜ2kmなのか。
これはゆっくりめな(本当にゆっくりな)ペースで走ると15分はかかります。

運動から遠ざかっていた人にしてみれば、これでもけっこうな重労働! なのです。

それでも走った後には、「ものすごくゆっくりなら、意外と走れてしまう」という事実にびっくりするかもしれません。

これは、「スロージョギングで人生が変わる」という本に書いてあったことをそのまま実践したにすぎません。


この本は、アマゾンでは次のように紹介されています。
ランニングブームの今、歩くペースで走るスロージョギングなら、中高年や高齢者でも楽しめる。ゆっくりなのにウォーキングの2倍の効果があり、内蔵機能・筋力、脳の機能も向上することが実証されている。本書は、スロージョギングのメソッドをわかりやすく解説し、すぐにも実践できるよう具体的なアドバイスも充実した一冊。

歩くスピードなら70歳、80歳からでも走れる。みるみる減量、体力アップ、脳活性、生活習慣病改善。ゆっくり走れば驚きの効果。
読んでみたところ、「ゆっくり走ればかなりの距離を走れる」ということが書いてありました。
本当かな? そう思って実際に走ってみたところ・・・。


ほんとに走れました!!


高校を卒業してからは体育というものに完全に遠ざかっていた私、成績表では体育は常に「2」とか最悪「1」すらマークしたことがあるこの私ですが、それでもゆっくり走ればなんと2kmを走ることができました。

やるなじゃん、自分!!

こういう小さな成功体験を週3日程度、2~3ヶ月くらい続けてみてください。
私はそれで「2~3kmくらいなら余裕」という状態に持っていくことができました。

ポイントは、「あまりハードルをいきなり上げようとしないこと、ゆるく続けること」です。
これを意識すると、「まあ2kmって結構短い距離だけど、以前の自分よりはるかにマシだよな」という気分になり、続けようというモチベーションが保ちやすいです。

そもそも長距離を走ることに慣れていない状況で無理して何キロも走ろうとして、挙げ句怪我をしたら目も当てられませんよね・・・。


2kmのジョギングに慣れたら、5kmにチャレンジ

私が5kmにチャレンジしたのは、ジョギングを初めて3ヶ月くらい経った頃でしょうか。
そもそも苦手で避けまくっていた運動を3ヶ月も自分の意思で継続するということ自体、とんでもない進歩なのです・・・。

私の場合、いきなり2kmから5kmへ距離を2.5倍に伸ばしたわけではありません。
2kmから3km、4km、と少しずつ距離を長くしていき、結果的に5kmに届いたという感じです。

もちろん、スピードは相変わらずのスローペース。
とはいえスピードが出ないことに挫折感を感じてやめていってしまうよりはずっといいです。

というわけで、私はジョギングを初めて3ヶ月ほどで5kmのジョギングを達成できました。

私の場合はフルマラソンに出られればベストなのですが、他にも優先したいことがあるため時間をそれほど割けないこと、記録を追い求めるよりも体力の維持増進に力点をおいているので、5km達成したあとは7kmを1回あたりのジョギングの標準距離として、時間のあるときは10kmということにしています。


なぜジョギングに挫折しなかったのか

運動のまったくできなかった自分が、なぜジョギングに挫折しなかったのか。

振り返ってみると、「越えられそうなハードルしか設定しなかった」ことに尽きます。

厳しめな目標を決めてしまうと、「ああできなかった」という後悔ばかりが残り後味が悪いものです。

しかし「これならまぁいいかな」という程度なら気楽に継続できます。続いてしまえばしめたもの。あとはジョギングそのものが日々の生活リズムに組み込まれ、いつの間にか「ぜひ今日も走ろう」という気分になってくるのでした。

今にして思えば、上述の「スロージョギングで人生が変わる」という本をなんとなく手に取り、書いてあることを「ああそうかな」とサクッと始めてしまったことが、本当に私の暮らしを一変させました。

ジョギングは何キロ走れればいいのか? とお悩みの方、このような運動音痴でもとりあえず2km走れれば後はなんとかなるという実例をありのままに書きつづりましたので、何かの参考になれば幸いです。


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