突然ですが、私=ぼっちは最近は渡辺麻友さん不足に悩まされております。

NHK朝ドラ『なつぞら』ではヒロインの同僚、心優しく繊細な絵が持ち味のアニメーター「三村茜」役として物語の中盤から登場し、ほぼ毎日彼女の姿を見ることができました。

2019年10月にはUTAGE! に出演し、番組進行アシスタントを担いつつ、「渡良瀬橋」では歌とリコーダーを披露。
さらに番組トリではX JAPANの名曲「紅」を歌い、大きな反響を呼びました。

今にして思えばこの数ヶ月というのは渡辺麻友さんのファンにとってはまさにボーナスタイムとでも言える時期でした。


ところが・・・。


彼女のニュースがない!!



UTAGE! 以降、現在に至るまで番組や舞台に登場するというニュースがない!! なんてこったい!!

私はGoogleアラートという機能を使って、「渡辺麻友」というキーワードのネット記事が配信されると自動的に通知が届くようにしています。
『なつぞら』放送時には毎日のように彼女のニュースと『なつぞら』のネタバレが届いていました。

「NHKオンデマンドで1日遅れで見てるんだ!! 見る前から話をばらさないでくれ!!」

と思いながらもニュースはチェックしていました。

この記事を書いている2019年11月現在、彼女についてのニュースは残念ながら途絶えてしまいました。
おそらくですが、長期間にわたる撮影に取り組んでおり、情報解禁前なので関係者は沈黙を守らざるを得ない・・・。実際はそんなところではないかと思われますが・・・。


思われますが、TVや雑誌で姿を見かけないと「いまなにを?」と気になってしまうのが人間の心理。

というわけで私は彼女についての自分なりの最近の雑感を書きとめておきたいと思います。
あくまでも個人の感想に過ぎないので、誰得なんだ? と言われると困りますが・・・。


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秋。じっくりと渡辺麻友さんのバラードに耳を傾けたい

先日はアイドルの聖地、中野サンプラザで渡辺麻友さんの盟友、柏木由紀さんのソロコンサートが開催され、大盛況のうちに幕を閉じました。

セットリストには「火山灰」が組み込まれていたようですが、歌詞には桜島から発生する降灰のことが触れられています。
このように「ふるさとの情景」をメロディに乗せられると、鹿児島へ本当に行ってみようかなという気にさせられ、地方出身者だからこそできる表現というものがあるのだと腑に落ちます。

しかしながら私の住む多摩地方から埼玉一帯にはいまいち桜島に匹敵するような人の心を揺さぶる景色がなく、柏木由紀さんの「火山灰」に匹敵するような渡辺麻友さんの歌う「埼玉バラード」が生まれる可能性は低そうです。
柏木由紀さんのシングル曲「ショートケーキ」に対して「十万石まんじゅう」というのも考えましたがコミックソングで終わってしまいそうです・・・。

なにが言いたいかというと、私は今の季節に渡辺麻友さんのバラードがむしょうに聴きたい!! ただそれだけなのです・・・。

バラードの弱音表現が音楽の肝?

先日の「紅」では渡辺麻友さんはXらしい雰囲気を出していました。
厚みのあるバンドサウンド、煽り立てるように響くドラムの音を背景に渡辺麻友さんはじつにロックテイストあふれる演技を繰り広げていました。

他方、FCイベントではミュージカル『レ・ミゼラブル』から「On my own」を歌っており、切ない気持ちをミュージカルのキャラクターに沿って伝えるという、女優のまさに「本業」ともいえる表現を行っていました。

私なりにクラシックやロックなど色々なジャンルの音楽を聴いてみて思うに、音楽家の表現力はピアニッシモ=弱音をどう伝えるかで相当程度推し量ることができるようです。

楽器経験者ならおわかりかと思いますが、大きな音は案外簡単に出すことができますし、その音圧で人を圧倒させることができます。(カラオケでもとりあえず大きな声で歌えば一応盛り上がるようなものです。)

他方でピアニッシモの部分は体の力を抜いてきちんと腕から指をコントロールしないときれいな音が出ず、人が息をひそめて聴き入ってくれる緊張感のある雰囲気が音に宿らないのです・・・。

別の表現をすると、「静けさの中にある何か」を予感させるピアニッシモを出せてこそ、人の感動を呼ぶ一流の演奏家であると言えるでしょう。

もし渡辺麻友さんがたとえば「雪の華」なり「千の風になって」なり、あるいはしっとりしたミュージカルのナンバーなりを披露する機会が秋から冬にあれば・・・。彼女の発する弱音=ピアニッシモをじくりしみじみと味わう、そういう主旨のディナーショーがあれば・・・。

渡辺麻友さん不足に陥った私はそう勝手なことを考えてしまうのでした・・・。


*本日の記事は完全に私の頭の中で考えたことをつづったに過ぎません。
誰の役にも立たない記事で恐縮です。舞台なり映画なりのヒロインに決定した、などの特報が舞い込むことを心待ちにしている今日この頃です。