飛行機。めんどくさすぎて、私はとうとう乗れなく(というか、乗る気が起きなく)なってしまいました。

この記事を書いているのが2019年10月。最後に飛行機に乗ったのが2017年8月ですから、もう2年以上飛行機に乗っていないことになります。

理由は、「乗るまで」「降りてから」が果てしなくめんどくさく、そこまでしてたどり着きたい場所がないからです・・・。

以下、飛行機がめんどくさいと感じる理由を深堀りしていきます。


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飛行機がめんどくさいのはなぜだろう

私は今多摩地方に住んでいます。となると最寄りの空港は羽田または成田になります。
ところが、羽田まで片道2時間程度。成田なら2時間30分はドアドアでかかってしまうのです・・・。

さらに国内線なら45分前、国際線なら2時間前に空港に到着していないといけません。
新幹線なら3分前に駅のホームに着いても乗れるのに、保安検査や出国審査などで時間を取られ、空港で待機を強いられる羽目に・・・。

やっとこさ飛行機に乗れても離陸するまでにしばらく時間がかかり・・・。

乗ったら乗ったで知らない人に取り囲まれ・・・。
変な人が隣にいたら、うーん・・・、地獄です・・・。
(距離の長い国際線の場合、12時間以上そいつに突き合わされる羽目になります。隣席ガチャとはまさにこのことです。)

そしてやっと着いた目的地。

回転台に自分の荷物が出てくるまでまた15分くらい待機するはめになり、ようやく空港の外に出ます。ところが空港というのは福岡空港以外は大抵町外れに立地していて、自分の用事がある街の中心部へ移動するだけでも大変な時間のロスです!!

というわけで、「飛行機に乗っている時間」の前後でも余計に時間を持っていかれてしまうというのが私にとっては大変な苦痛なのです・・・。

自宅から札幌までどれくらいの時間がかかるか計算してみた

羽田発札幌行き、JAL513便を利用したという前提で計算します。

自宅(多摩地方) 8:45発
最寄り駅の電車 9:01発
品川経由で京急羽田空港国内線ターミナル 10:39着
JAL513便 11:30発、13:00新千歳空港着
新千歳空港駅 13:30発
札幌駅 14:07着

というわけで5時間30分近くかかる計算になりました。そのうち、実際に飛行機に乗っている時間は1時間30分。トータル移動時間のうちせいぜい30%が飛行機の時間で、残り70%は前後の移動や駅や空港での待機に使われるという結果になりました。

もちろんこれはあくまでも一例の話であり、どこに住んでいてどこに向かうかという前提が変われば計算結果はいくらでも変わってきます。

なぜ私はそんなに飛行機をめんどくさがるのか

私はヴァイオリンを弾いており、この楽器がたいへん厄介なもので練習しても練習してもまったくと言っていいほど上達しないのです・・・。

エレキギターも弾けますが、ギターなら1時間でできるようになることはヴァイオリンならその5~6倍は時間がかかるというのが正直な実感です。

勢い、平日も休日も練習優先となり、1日に何時間でも練習できればそれに越したことはないということになります。
たとえば日曜なら1日5時間は練習時間を取るようにしています。

さらにジョギングもしており、やはり日曜なら1時間は走りたいと思っています。

となると「時間」というものがお金よりもはるかに貴重なものに思えてくるようになり、そういう心理状態になると「移動で時間を使うのって正直無駄だよな」という気持ちになってくるのでした・・・。

数年前まではフランスやイタリアなどいろんな国を巡りましたが、旅行をすればするほどだんだん感動は薄れてゆき、やがて何を見ても消化試合にしか感じられなくなってしまいました。

そして。
「旅の感動が演奏に反映されるなんてアマチュアの技術レベルではありえない話だし、そもそもヴェルサイユとかアンコールワットとかを見てももう感動しないだろうし、だったら旅なんかしないで、黙って音楽の基礎トレでもしてたほうがいいや。それに旅先で走るのも近所の畑の周りを走るのも消費カロリーは同じだしな」
という結論に達してしまったのです・・・。

おわりに

立場が変われば考え方も変わるもので、昔の自分は海外旅行がすごく好きでした。
ところが自分の好きなこと、やりたいことがシフトしてしまうと、移動すること(移動に時間を費やしてしまうこと)を「本来なら音楽やスポーツに取り組めていた機会のロス」と感じるようになり、しまいにはこんな記事すら書くようになってしまいました。

もしかしたらまた旅に出たくなる時が来るのかもしれませんが、しばらくはなさそうです・・・。