2019年9月17日、山口真帆さんの写真集『Present』が発売となりました。

私は以前も彼女のことについて記事化したことがあり、今後どうなるのだろうと心配していたこともありましたが、そんな懸念を吹き飛ばすような、様々な表情が収められた1冊となっていました。今日の記事では『Present』を読んだ感想について書き留めておきたいと思います。

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たくさんの姿を披露した山口真帆さん、それはもはや「アイドル」ではない

5月から有名芸能事務所である研音に所属することになった山口真帆さん。
女優を目指しているだけに、今後様々なオーディションにチャレンジすることが予想されます。
そうした活動を視野に入れているのか、「名刺代わり」ともなるべき記念すべき一冊に様々な表情を封じ込めています。

この写真集にはとくにページ番号が付けられているわけではない(当然か)ので具体的にどのページがどうと指摘することは難しいのですが、

・屈託のない笑顔

・決然とした口元

・甘えたような顔

・拗ねたかのような眼差し

・なにかを求めるような目線

・自分の美しさを誇らしげに披露するかのような姿勢

・(もともとモデル向きの体型だっただけに)あでやかな姿

こうした24歳のみずみずしい姿が全編にわたり散りばめられています。

写真集として販売するだけに、彼女のありのままの姿、表情が表現されていることはもとより、おそらく撮影にあたってそれぞれのカットに色々なシチュエーションを想定したのでしょう、表情や姿勢、足や手の角度、髪の流し方などを作り込んでいる様子が伺われます。

前評判のとおり大胆な姿も収録されているものの、私は24歳時点の彼女の色々な表情が収められていることにむしろ注目しました。

半年前の彼女は悲嘆一色だったことを思えば、研音所属の決定がいかに彼女にとって喜ばしい出来事だったかが、写真の一枚一枚から伝わってくるようではありませんか。
彼女は元アイドルではありますが、どことなく稚拙なニュアンスがときに漂う「アイドル」ではもはやないことが伺われます。

ハワイで撮影されたということも相まって、全体的にポジティブな色彩が感じられるのも何らかのメッセージとなっているのかもしれません。


むしろ女性向けの一冊では

この写真集を購入する人は男性がほとんどだと思います。

しかし女性にこそ――特に、自分の現在そして将来について思い悩んでいる方に――読んで頂きたい作品だと思います。

たとえ辛い目に合ったとしても人は輝きを放つことができる、そう言っているかのように思えるからです。
いま現在頑張っている人、それでも思ったような形で報われず、迷いを感じている人は彼女がひとつの参考になるのではないでしょうか。

「脚光を浴びた芸能人だから、成功するのは当たり前じゃないの?」
そう思うかもしれませんが、巻末のインタビューを読むと山口真帆さんもじつは私達とおなじような悩みやコンプレックスを抱えていることが明かされています。

そもそも、自分のことが好きじゃないので(笑)
自分が好きではないことを詳しく尋ねられると、
親からもあまり褒められることがなかったから、褒めてもらえるように勉強を頑張ったり、どうしたら偉いね、頑張ったねって言ってもらえるんだろうって考えて生きてきた。それが私の根底に根付いてるんだと思います
人からいただいた褒め言葉とかよりも、注意されたこととかがやっぱり頭に入ってきて、それをひたすら直そうとか、できなかったことを頑張ろうっていう、自分に足りないことを補う努力をしている時が楽しいのかもしれない。それが自分に必要なことなのは間違いないことだから
こう答えています。
ここに浮かび上がっているのは、自分の長所を伸ばそうとするよりも(学校教育の弊害としてよく指摘されがちな)むしろ短所を矯正しようとする典型的な日本人の姿ではないでしょうか。

それでも彼女は、「生きてるだけで幸せ」と語り、「仕事に対しても、人生に対しても、最後の最後まで諦めない」と静かな闘争心を吐露しています。

この写真集のタイトル『Present』は贈り物のプレゼントでもあり、「いま現在」を意味する言葉でもあります。

24歳であるいま現在の姿がこの写真集のとおりであり、これから求められることには存分に力を尽くしたいという強い意志が一枚一枚の写真に込められていることが示唆され、インタビューは締めくくられます。

このように、「いま現在の姿を周囲の人に受け止めていただき、なおかつ自分はこれからも努力を続ける」というひそかな宣言になっているという点こそが、今現在何かに迷っている女性にこそぜひ手にとっていただきたい一冊になっているという、私なりの理由です。


巻末の数ページは必見です

インタビューのあとにも数ページだけ写真が収録されています。
夕焼けの美しい海辺にたたずむ山口真帆さんはなんだか印象派の絵画のような雰囲気をたたえています。この儚げでもあり、どことなく平和な静けさをも感じさせるショットはぜひご覧いただきたい、個人的におすすめの一枚となっています。(ページ番号がないのですが、巻末Q&Aから4ページあとの写真です。)

さらに・・・。

最終ページの山口真帆さんの経歴は簡素に書かれています。ここに、自らの過去との決別、新たなる旅立ちへの無言の決意を感じ取ることができます。未来に目を向けた時、人は変われるということでしょうか。

これまでの(そしておそらく)これからも彼女の言動について様々な意見が交わされるものと思います。仕事は自分がするもの、評価は他人がするものですから、これはやむを得ないことです。

過去は変えることができませんが、悩みや悲しみは前に進むための力や優しさに変えられることを山口真帆さんは教えてくれました。

私としては彼女のますますの活躍を陰ながら応援したいと思います。





山口真帆さん、ラジオ出演。番組の聞き取りメモと私なりの感想。