国会議員・小泉進次郎氏と滝川クリステルさんの突然の結婚発表。
これには驚きました!


本日のNHKニュースでもこのことが取り上げられ、小泉氏の地元横須賀市民も結婚を祝福していました。
お二人の末永い幸せをお祈りしたいと思います。

さてこのたびご結婚となった滝川クリステルさんの恋愛観・結婚観はどのようなものなのか、本日の記事にしてみたいと思います。

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滝川クリステルさんの恋愛観・結婚観とは。

いま私の手元には滝川クリステルさんの著作『恋する理由』(2011年)があります。
この本は滝川クリステルさんが普段考えていることが書かれており、あわせてフランスの著名人との対談も掲載されています。自らのルーツであるフランスを軸に、様々な角度から彼女の姿に切り込んだ本となっているわけです。

この本の中で滝川クリステルさんはご自身の恋愛観や結婚観を以下のように綴っています。

フランス人にとって、誰かを「愛している」ことは、すなわち健康の証という意識があるようです。大人になったら、恋愛をしているのが当たり前、そのほうが健やかだと思われているようです。
私自信も、この考え方に大賛成です。パートナーと一緒に過ごすのは、すなわちお互いを思いやり、互いを理解すること。人の心を育てるのに、必要不可欠な要素だと思うのです。

さらに滝川クリステルさんは言葉を続けて、日本の女性には結婚のあとは女という「現役」の舞台からは降りるという考え方が一般なようだが、他方でフランスの女性は結婚してからも女性であることを諦めてはいない、女性は隣にいる男性のためにきれいになる、それがフランス女性の美の原点であると指摘しています。

夫である小泉進次郎氏は政治家である以上、人前に出ることが職業上必須です。
その夫とこれからはともに支え合う立場になったわけですが、場合によっては将来の総理大臣夫人ということもありえるわけですから、つねに美しくあることが求められてしまいます。

上記のような心構えをベースに、国民から愛される家庭を築いてゆくのではないでしょうか。

自分の人生は自分でオーガナイズすることの大切さ

滝川クリステルさんは、『恋する理由』で様々な立場のフランス人女性と対談を経て、ある価値観の存在に気付き、その考え方をよしとしているようです。

すなわち、日本の女性が今より豊かになるためには、
・人目を気にしない
・人生は自分でオーガナイズ(計画)する
・自由であること
が必要であると説いています。

周りの風習やこれまでのやり方を踏襲するのではなく、自分で判断し、自分で行動する。その帰結は自分の責任であると自覚すること。
これこそが自立した生き方であり、自分はこうありたいと思い、かつそれを実践することで人生を彩ることができる・・・。

こうした価値観をもつ滝川クリステルさんですから、小泉氏との交際・結婚は自分の人生をより豊かなものにできるという判断があったものと思われます。

滝川クリステルさんと働き方改革

この本で目をひくのは、8年前の出版でありながら働き方改革の走りともいえる箇所があることです。
労働時間が長いことは、日本の少子化問題につながっているかもしれません。たとえば、いま、育児に積極的に参加している男性が「イクメン」と呼ばれています。雑誌『GOETHE』(幻冬舎)の取材で、育児に参加したくてもできない日本の父親を支援するためのNPO法人ファザーリング・ジャパン代表の安藤哲也さんにお会いしたときの話ですが、安藤さんはサラリーマン時代、育児のために率先して18時には帰るイクメン部長だったそうです。

ところが、安藤さんの隣の部署は、仕事大好きで終電で帰る部長のシマでした。一年後、安藤さんのシマの社員には子供がたくさん生まれ、そのときに「ああ、これが少子化問題の縮図なんだ」と実感したそうです。
すなわち、上司が残っているから自分も残るという忖度を必ずしもよしとせず、「自分の人生の主役は自分自身」と考えて自分の生活のクオリティ向上を目指すのも生き方のひとつだとしています。

ここにも「人生をオーガナイズする」という個人主義的な考え方がにじみ出ています。

おわりに

滝川クリステルさんの考え方について記事にしてみましたが、いかにもフランス人的な発想法が『恋する理由』のいろんな所で顔を出しています。

小泉氏はここまでしっかりしたスタンスの女性と結婚を決断したわけですが、いかにも家庭でのお互いの関係が対等になりそうな気配がします。
こうした家庭像が令和という時代の夫婦関係のスタンダードになってゆくのでしょうか。

ここに改めてお二人のご結婚を祝福し、末永いお幸せをお祈りいたします。


(記事作成にあたり、以下の本を参考にしました。)