2019年6月、仙台で開催されていた「第7回仙台国際音楽コンクール」。
このヴァイオリン部門でシャノン・リーさんが最高位となる2位を獲得しています。




2001年から始まり、3年ごとに開催されている仙台国際音楽コンクール。「国際」という名前を持つだけに、世界中から挑戦者がやってくる熾烈なコンクールとなっています。
今回のヴァイオリン部門を制したのはシャノン・リーさんでした。
ブルース・リーの娘と同じ名前なのは偶然だと思いますが、どのような経歴の方でしょうか。

シャノン・リーさん、経歴は

いったいどういう経歴の方なんだろう・・・。
そもそもどうやったらこんなにうまく弾けるんだろう・・・?
私はモーツァルトの『ヴァイオリン協奏曲』を弾くのがやっと。

仙台国際音楽コンクールの公式サイトでは1992年生まれとありますが・・・。

と思って調べてみたところ、なんと公式サイトがありました。
英文ですが略歴が掲載されていましたので、自分なりに要約しておきます。

・カナダ生まれ。4歳でヴァイオリンを始める。
・隔年開催のアメリカ弦楽指導者協会ナショナルソロコンクール(とでも訳そうか?)のジュニア部門で1位を獲得。その他受賞多数。
・テラーク(というレーベル)に初録音。ヴィエニアフスキ、クライスラーなどを収録した。グラモフォン誌で高い評価を獲得。
・カーチス音楽院で学位を取得。イダ・カヴァフィアンとアーノルド・スタインハートに師事。
・併せて、コロンビア大学にて情報科学の学士号を取得。
・最近のコンクール受賞歴としては、2018年ナウムブルクコンクールで2位。2019年エリザベート王妃国際コンクールで4位。

エリザベート王妃国際コンクールといえば、チャイコフスキー国際コンクール、ショパン国際ピアノコンクールと並ぶ、世界三大コンクールの一つと言われています。そのコンクールで4位ですから、相当の腕ですね・・・。
余計なことを繰り返しますが私はモーツァルトの『ヴァイオリン協奏曲』を弾くのがやっとです・・・。

仙台国際音楽コンクールの演奏の様子も公開されています。
チャイコフスキーの『ヴァイオリン協奏曲』を繊細さと力強さを兼ね備えたテクニックで弾きこなしています!



さらにはCDもリリースしていました。
2008年発売ということは若干16歳のときの録音・・・。ヒェー・・・。




コンクールでは1位なしの場合もある

今回の仙台国際音楽コンクールでもそうでしたが、コンクールは1位なしということがたまに起こります。
もちろん1位、2位なしの3位ということもありえます。

このように、一定の審査基準を満たしていないと、たとえ他の演奏者より素晴らしかったとしても1位になれないのです。
彼女のように立派に弾いても1位になれないなんて、審査基準がものすごく高いところに設定されていたことがうかがわれます。国際コンクールと謳っているだけに当然なのかもしれませんが・・・。

また、1位ではなく2位という点には、将来彼女がどういうヴァイオリニストになってほしいか、今は何が欠けていてそれをどう補っていってほしいかという審査委員からのメッセージでもあるのかもしれません。

今後もシャノン・リーさんはコンクールに挑戦しつづけるのか、それともこれを機に一気にプロとしての演奏活動領域に足を踏み入れるのか、それはまだ分かりませんが1人の貴重な才能が日本で認められ、花開こうとしているのは嬉しいことです。


追記:2018年の日本音楽コンクールで1位を受賞した荒井里桜さんもこのコンクールに出場していました。結果は上記ツイッターのとおり6位入賞でした。