2019年6月に開催されるG20の会場は大阪。

具体的に言うとインテックス大阪で開催されます。



私も去年用事があって行ったことがあります。
コスモスクエア駅からてくてく歩いて、結構距離がありました。
夏だと多分耐えられなかったでしょう・・・。(もちろん、インテックス大阪目の前の中ふ頭駅で降りるという手もありますが・・・。)

20カ国・地域(G20)首脳会議(サミット)のメイン会場、大阪湾の人工島、咲洲にある「インテックス大阪」(大阪市住之江区)のトイレがG20開催に合わせて一新されている。世界から来る要人や記者に日本の最先端機能のトイレをアピールする。

大阪市によると、便器や洗面設備などを含めた全面的な改修費用の総額は2億2700万円に上るという。

インテックス大阪の開業は昭和60(1985)年と古く、個室トイレ237室のうち、38室が和式トイレだった。今回のサミットに合わせ、国内のトップメーカー2社から最新型の便座の寄付を受けるなどして洋式への改修を進め、増設分も含めた253室のうち234室が洋式となった。

また、混雑緩和のため、会場内には女性用トイレ16室と多目的トイレ1室の「トイレ棟」も新設した。
(https://www.sankei.com/life/news/190627/lif1906270020-n1.htmlより)

新しいように見えて、実は築30年以上だったインテックス大阪。
トイレも新しくキレイにして日本のトイレのアピールにつなげるなんて、着眼点がユニーク!


海外のトイレが汚い件

これはNYのトイレです。
おげげ・・・。



Instagramの「@NYCtoilets」氏は、ニューヨークのトイレの写真を数多く掲載しています。
中にはまともなものもありますが、大抵は日本の水準からいうとものすごく汚いのです・・・。

有名プロゲーマーの梅原大吾さんは、ラスベガスで開催されるゲームの世界大会に出場したときのことをこう語ります。

僕は毎年ラスベガスで行なわれるゲームの世界大会に行くんですが、そこで一番驚くのが、会場のトイレの汚さなんです。みんな便座を上げずにそのまま小便をしてて、もうとにかく汚い。大きなホテルだからトイレもたくさんあるのに、結局、全滅なんですよ。あれを見ると、やっぱり日本っていい国だなって思うんです。日本だとホテルのトイレどころか、駅のトイレだってそんなに汚くない。

私自身もパリやロンドン、ローマ、その他色々な都市を訪問したことがありますが、やはり外国のトイレはおしなべて汚かったのを覚えています・・・。

海外のセレブも日本のトイレが大好き

例えばレオナルド・ディカプリオはおよそ35万円かけてTOTOの最高級トイレを自宅に設置したとか。
マドンナは「日本に来たと実感した瞬間は?」という質問に「暖かいトイレシートが恋しかったわ」と答えたことがあるそうです。
また、ウィル・スミスはウォシュレットが非常に気に入っていて、「天国だ」と評しているようです。

日本のトイレが成長戦略になるか

成田空港にはTOTOがトイレのギャラリーを開いています(!)。
GALLERY TOTOは、TOTOと成田国際空港が提案する、体感型トイレギャラリーです。
ギャラリーのように、閑静で豊かな気分になれるトイレを……。
そして、日本の快適なトイレ文化と技術力を、ここ成田国際空港から世界に発信したい。そんな私たちの思いを、建築家のクライン ダイサム アーキテクツに委ね、世界の誰も見たことのないGALLERY TOTOが誕生しました。
(https://www.toto.com/jp/gallerytoto/より)

この記事を書いていて初めて知りましたが、外国人にも日本のトイレの素晴らしさを知ってもらおうという作戦でしょう!

日本のトイレが評価される → トイレの輸出が増える → ウォシュレットに使われているような電子部品の販路も拡大する という算段でしょうか?

おわりに

トイレをキレイにリノベして日本をアピールするというのは目のつけどころがシャープです。

大阪だけにくいだおれ太郎とかカニ道楽とか戎橋とかヒョウ柄とかをアピールして変に誤解されるよりも、生理現象にまつわること=誰にとっても問題になることを突いてくるとは、思いついた人は賢いですね!