ヴァイオリンを弾く人は、梅雨の時期になるとどうしても「どうやったらケースが濡れないで済むのか」を気にすることになります。
一番手っ取り早いのが防水スプレーを使うこと。
でも防水スプレーにはいろいろ種類がありました・・・。
ヴァイオリンケースに防水スプレー。どれを使うべきなのか
そもそも防水スプレーにも種類があって、靴に使うべきもの、服に使うべきものなどいろいろなのです。
大きく分けると、
1.フッ素系スプレー
繊維に付着して防水・防油効果を発揮する。
2.シリコン系スプレー
繊維上に油膜を作る。
この2つになります。また、スプレーも靴に使うべきもの、服に使うべきもの、テントなどに使うべきものなどいろいろ用途が異なっているようです。
したがって、ヴァイオリンケースの素材は何でできているかを調べた上で防水スプレーを買うという順序になるでしょう。
ただしスプレーを使う上での当然の前提ですが、スプレー前に汚れをきちんと落とすのは忘れてはいけません。汚れが一緒に固まってしまいます・・・。
また、防水スプレーは20~30cm程度離して、全体的に吹き付けます。
また、防水スプレーは20~30cm程度離して、全体的に吹き付けます。
効果が現れるのは乾いてからなので、出かける直前に吹き付けるなんていうことのないようにすべきです。
ヴァイオリンケースが布張りの場合の防水スプレー
布、ナイロン、ポリエステルが使われているのがよくあるパターンではないでしょうか。
一番ポピュラーでどこでも手に入り、かつ布張りのケースだけでなく自分の服などにもいろいろ使い回しが効くという点では、ライオンのレインガードが良いでしょう。
アマゾンなどのレビューでも高い評価を得ています。価格が安いのも助かります。
もう一つ定番商品を挙げるとすればスコッチガードが有名かつ評判が良いです。
布張りのケースに使う防水スプレーといえばどちらかを持っておけば大丈夫ではないでしょうか。
カーボンやグラスファイバー製ケースの防水対策はどうしたらいいのか
ここまで布張りケースの話をしてきました。
ではカーボンやグラスファイバー製のケースの防水対策はどうしたらいいのでしょう?
水を弾きそうな外観ですが隙間から雨水が染み込むんじゃないか? 大雨の日はどうしてもそういう心配になります。
当然ながら防水スプレーは効果があるとは思えません。
別の手段があります。
コンビニなどで売っている45リットル入りのポリ袋をいつもケースのどこかに忍ばせておきます。
この45リットル容量というのが、4/4サイズのヴァイオリンケースを大体すっぽり覆うくらいの大きさなのです。
時間があるなら自宅でハサミとテープでストラップの箇所に穴を開けて加工するのも良いでしょう。
まあ、世の中にはヴァイオリンケースのためのレインカバーもあるので、お金に余裕のある方はこちらを買うのもありだと思います。
もちろんポリ袋なりレインカバーなりはケースの素材に関わらず持っていて構わないもの。
大切な楽器ですから、きちんと保護したいものです。
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