定時で仕事を終わらせるコツ、終わらせないコツ、どちらもあります。

パーキンソンの法則という本をご存知でしょうか。
これは、歴史学者パーキンソンが見つけた法則です。

彼が英国の官僚制を幅広く観察した結果に基づく理論で、20世紀初頭、大英帝国は植民地に自治を認めたり、独立させたりなどによって領土は縮小していたにもかかわらず、殖民地省の職員数は増加していました。

このことからパーキンソンは、
役人はライバルではなく部下が増えることを望む
役人は相互に仕事を作りあう
この2つを発見しました。

彼の理論は『パーキンソンの法則』という本にまとめあげられています。
この本に述べられていることはサラリーマン生活にもかなりの部分が当てはまるようで、非常に興味深いです。

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なぜ仕事が定時で終らないのか、終わらせるコツはあるのか。

逆に定時で(あえて)終わらせないコツとは・・・?

そんなことを考えるヒントも与えてくれる本になっています。
短く言うと、暇つぶしが一番忙しいのです。
パーキンソンはこう書いています。
命ぜられた仕事をしあげる場合、時間はいくらあっても余るということはない。この事実はすでに「ひまつぶしはいちばん忙しい仕事である」ということわざによってよく知られている。

たとえば、一有閑老婦人は、遠方の姪に一枚の葉書を出すのに、たっぷり一日を費やすことができる。葉書をさがすのにまず一時間、眼鏡をみつけるのにさらに一時間、宛名をさがすのに半時間、文句を書くのに一時間と十五分、そして次の通りの郵便函まで傘を持って行くべきかどうかの思案に二十分といった具合である。忙しい男が全部を三分ですませる仕事も、この方法によれば、別の人間を、まる一日の疑惑や心配や骨折りでへとへとにすることができる。
このことをサラリーマンの仕事に即して噛み砕いて言うならば、
・3時間でやらなくてはという仕事は3時間でなんとか済ませられる
・まる1日使っていいよと言われると、ほんとにまる1日費やしてしまう
ということになります。

実際問題、繁忙期と閑散期では1つの仕事を仕上げるスピードが違っていたりしませんか。
1枚の書類を作るのに繁忙期では15分でできるのに、閑散期になると変なことを気にして30分かけてしまったり・・・。

仕事を手際よく終わらせる(あるいは、終わらせない)ためにはこの観点が役立つでしょう。
・本質的にはどうでもいいことにこだわりすぎてないか
・時間が無限にあると錯覚していないか
このことを念頭に置きながら仕事をすれば効率も変わってくるのではないでしょうか。

定時で帰ろうとするも、周りの目が気になる

定時で仕事が終わったので、帰ろうと思えば帰れる。
しかし周りの目が気になる。

そう思ってしまうあなたの職場は、もしかして12時から始まる昼休みも12時5分ころまでみんなが仕事をしていて、一人デスクを去り、二人デスクを去り、、、となってようやく昼ごはんに出かける・・・。そんな雰囲気ではないでしょうか。

宴会の料理が少しだけ残ってしまう「遠慮の塊」がオフィス内で可視化されている風景だと思います。(遠慮の塊は結局は食材廃棄につながるので、誰も得をしない・・・。)

また、「やりたいことがないのでとりあえず職場にいる」という人も多いでしょう。
こういう雰囲気の中で定時で帰るのは勇気がいることです。
なぜこんな雰囲気に・・・。

このことは定時で帰るための考え方とは別の問題なので、改めて別の記事にさせていただきたいと思います。

参考文献: