本来、SNSは色んな人の日々の様子を見て交流を深めるのが狙いでした。

ところがなぜかインスタなどでおしゃれな写真が載っているのを見てイライラを溜め込む人もいるようです。
しかも、どうやら平安時代にも現代のSNSマウンティングと同じようなことが起こっていたようなのです・・・。

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イライラするマウンティングSNSの例

料理

失敗しちゃった~! ・・・とか言いながら、すっごくきれいな盛り付けのサラダやらパスタやら・・・。
お前はコックか? いや単に自分って料理が上手なのよ! というのを自慢したいだけなんだろう!?

すっぴん

今日の私、すっぴんなの!

えホント? ・・・ってよく見たらカラコン入っとるやないかい! 私の顔をじっと見て! って言いたいだけじゃないか!!

指輪

ネイルした!! ・・・と見せかけて高そうな指輪!! 誰に買ってもらったんだよ!!


オトナ一人旅!

・・・ってその写真だれに撮ってもらったんだ!! 男がいるだろ絶対!!

なぜ人のSNSを見てイライラするのか
これはもう簡単で人の自慢話を聞いて楽しい人はいません・・・。
これに尽きます・・・。

マウンティングの起源。古くは平安時代にも

高校の古文の授業で出てくる「栄花物語」。このお話の作者は女性だと言われており、意地悪な視点でおしゃれに狂奔する宮中の女性たちを描いています。
それによると、

・十枚、二十枚と着物の重ね着を競い合った

・髪型が決まらず叫びだす女がいる

・他人の扇と自分の扇を比べ合ったりしている

・ムリな重ね着の結果、重さで動けなくなった

・男性たちはそれを見て「かたみに御目をみ交わしてあきれたまへり」

・女性は、おしゃれのしすぎで力を使い果たしました。宴のあとは「物も覚えでより臥しぬ」

うーん、これはおしゃれに意地を張り合って逆にストレスを溜めてしまうSNSのマウンティングと一脈通ずるものが・・・。
時代は変わってもやはり本質的な行動パターンは簡単に変わることがないようですね・・・。


追記:『栄花物語』についての参考文献はこちらです。作家・田辺聖子さんが『古事』から若山牧水まで、様々な古典作品について雅やかな言葉で自らの古典との関わりや思い出とともに解説。
古典が身近に感じられる良エッセイ!