2018年12月6日発生のソフトバンク通信障害。

原因は「LTEに関わる交換設備の不具合」だったとか。

どんな「困った」がこの1日で発生したでしょうか。
主な事例をまとめました。

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ソフトバンクの通信障害事例まとめ

1.ライブ関連
名古屋で開催していたGLAYのライブではスマホでQRコードを表示するはずでしたが、チケットのみで入場できるようにしたとのこと。

香川県で開催していたSEKAI NO OWARIのライブでは、事前にネットのつながる場所(たとえばセブン-イレブンとか?)でデジタルチケットやファンクラブの画面のスクリーンショットなどを撮影するよう主催者が来場者に周知したとのこと。

2.キャッシュレス決済
鳴り物入りで登場したキャッシュレス決済PayPayではソフトバンク利用者の決済ができなくなっていました。

3.宅配便
佐川急便は、ソフトバンクの通信障害で配達に影響が出ていると発表。
再配達が当日中にできないおそれもあるとのこと。ヤマト運輸は影響なしとのこと。

4.交通系ICカード
JR東日本には、モバイルSuica」の利用者から「チャージできない」や「指定席を予約できない」という苦情が寄せられた模様です。

5.その他
ソフトバンクのほか、Y!mobile、mineoなどの通信・通話が利用できない、利用しづらいという状況になり、これらの端末を使っている方が日々の業務に差し障りがあったことは間違いないでしょう。
ツイッターを見ていると、「すいません、お客さんと連絡が取れないので今日はこれで失礼します」と言って退社した要領のいい方もいたようです!(これは賢い!)

6.行政の対応
総務省は今回の重大性にかんがみ、30日以内にソフトバンクに対して事故の詳細・再発防止策の報告を求める方針とのこと。業務改善命令を出すことも検討している模様です。


私なりの感想

今回は設備不具合が原因で障害が引き起こされました。
IoTという言葉に見られるように、色々なモノ・サービスがインターネットに接続することが当たり前になります。
となると、一つの不具合や災害をきっかけに大規模な混乱が発生することは今後も起こりうるはず・・・。

・通信手段は複数確保を検討する
・そもそもITに頼らなくてもよい連絡手段も普段から準備しているとなお良い

が、個人でできそうな対応になるでしょうか。

一つの端末に多くのことを頼る生活というのは、実は非常に危ういものではないか――。
今日の混乱を見ていてそう実感しました。


注:記事作成にあたり、本日のヤフーニュース、朝日新聞社サイトなどを参考にしました。