2018年11月2日~4日にかけて東京・科学技術館で開催されている2018弦楽器フェア。

私も気になっていたので足を運んでみることにしました。

これは様々な弦楽器が一堂に会する年に一度の機会。
今年はなんとヴァイオリンの銘器〇〇(後述)も展示されていました!

いったいどんな催しだったのか・・・?

IMG_20181103_134217


2018弦楽器フェアに行ってみた

世界的にも有名な弦楽器のフェア。ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロを始めとしてギター、マンドリン、リュートなど様々な弦楽器が集います。
宮地楽器や下倉楽器のような弦楽器の有名取扱店だけでなく、個人の製作家たちも多く出展しており、中に入れば自由に試奏することができます。

どんな作品があったのか?

以下は私が撮影したヴァイオリンです。
撮影してもいいよ、という出展者さんも、撮影はやめてくださいという出展者さんもいました。
この記事をお読みくださって興味をお持ちになった方も、撮影されるときはその点を確認ください。
(以下の写真も許可を得て撮影したものです。)


IMG_20181103_132128

IMG_20181103_132212

IMG_20181103_132250
IMG_20181103_132312
楽弓もたくさん展示されていました。

IMG_20181103_132338


IMG_20181103_133935
こちらはファニョーラ。900万円。

IMG_20181103_134031
こちらはアントニオ・ガダニーニ。1,000万円。

IMG_20181103_134217
こちらはリュポ。900万円。

IMG_20181103_134151
なんと! ガルネリ・デル・ジェス!! For Rent(レンタル用)とあり、値段は不明。
ストラディヴァリウスと同格の銘器なので、ロンドンやニューヨークの競売にかけたら10億円を超える可能性があります。
IMG_20181103_134157
ガルネリをもう1枚、ちょっと違う角度から撮影しました。
値段のつけようがない楽器がこんな無防備な状態で展示しているなんて・・・。


あっ


とか言ってよろめいて壊してしまったら切腹もの・・・。

いや私のような人物が切腹しても誰も許さないでしょう・・・。


IMG_20181103_135926


IMG_20181103_135926

IMG_20181103_135946

IMG_20181103_140013

こちらは150万~600万と若干庶民的(?)な価格のヴァイオリン群。

この記事を見つけて下さった方はご存知かと思いますが、プレッセンダやロッカ、ガダニーニといったヴァイオリンの銘器は30~40年前は100万~300万円程度で取引されていました(参考文献:神田侑晃『ヴァイオリンの見方・選び方 応用編』)。

ところがストラディヴァリウスやガルネリと同様、これらの銘器も徐々に相場は上昇して、とうとう普通のサラリーマンには手が届かない値段にまで釣り上がってしまいました・・・。

私は展示を見ながらため息をつくばかりでした。


どんな人が来ているのか?

実際問題、私のようにある程度年をとってからヴァイオリンを始めたという人はほとんどいないようです。
なぜそれが分かるのか? というと、試奏している人たちがみんな上手い。
ベートーヴェンやシベリウスのヴァイオリン協奏曲、パガニーニのカプリースなどを平然と弾いていました。

その様子を見ていると、明らかに子供のころから十分な練習を積み重ねてきた人たちだと分かるのです。

逆に言うと、私のような立場の人がノコノコ出かけていっても随分肩身の狭い思いをするような敷居の高さが感じられたことも事実です。
なにしろ小学生ですらバッハの「無伴奏ヴァイオリンソナタとパルティータ」を弾いてる位ですから・・・。
いや大人になってヴァイオリンを始めて「無伴奏」までたどり着く人は一握りしかいませんって・・・。

こういう様子を間近に見ていると、大人になってからでは手遅れな学びというものの存在をひしひしと感じました。

まとめ

繰り返しになりますがこのフェアでは様々な価格帯の弦楽器が一同に会します。
ばかりか製作家の方とも直接会話をすることができる貴重な機会です。

毎年11月2日~4日に開催されているようですので、気になる方はぜひ足を運んで頂ければと思います。


追記:この記事を訪問して下さった方が気になりそうな本をピックアップしました。

ストラディヴァリとグァルネリ ヴァイオリン千年の夢 (文春新書)