労働安全衛生法の改正で、職場環境のストレスによるメンタルヘルス不調の未然防止を目的として、ストレスチェックを実施することが事業主に義務付けられました。
「ストレスチェック」とは、ストレスに関する質問票(選択回答)に労働者が記入し、それを集計・分析することで、自分のストレスがどのような状態にあるのかを調べる簡単な検査です。
「労働安全衛生法」という法律が改正されて、労働者が 50 人以上いる事業所では2015年12月から、毎年1回、この検査を全ての労働者※に対して実施することが義務付けられました。
※ 契約期間が1年未満の労働者や、労働時間が通常の労働者の所定労働時間の4分の3未満の短時間労働者は義務の対象外です。
(引用:厚生労働省「ストレスチェック制度導入マニュアル」https://www.mhlw.go.jp/bunya/roudoukijun/anzeneisei12/pdf/150709-1.pdf)
・・・という固い話は抜きにして、自分もそのストレスチェックというものをオンラインで受けてみました。
一体どんな結果だったのか・・・?
ストレスチェックチェックを受けてみた結果を公開します
そして仕事の状況をポチポチと入力します。
5分くらいで入力は終わり、結果が表示されました。
気になる結果は・・・?
レーダーチャートの水色の線が去年の結果で今年はブルーの線で表示されています。
チャートが大きいほうがストレスが少ないという意味だそうです。
おお!!
仕事に対してモチベーションが上がったわけでもなく、裁量が一切ない業務だと自覚しきっている(ストレスチェックでもそう回答している)のにどことなく改善されてるような図形になっていました。
なぜだろうと考えた時、思い当たることがありました。
単に今の環境に慣れただけだ!! /(^o^)\ナンテコッタイ
ストレスチェックの結果から考えてみたこと
今回の私の結果は、現時点では「まあ異常なし」と言えるもの。一安心しました。仕事が原因と考えられるうつ病で自殺した場合、例えば某大手電機メーカーでは遺族が1億円を超える金額の賠償を求めて東京地裁に提訴したりといった例もあります。
従業員のメンタルヘルスを健全にしておくことは、働いている私たちだけでなく、社長さんのためにもなるんですね・・・。
ストレスチェックは、記事冒頭に書いたように、一定の基準を満たした事業所では必須のもの。
もし「該当する職場で働いているのに、受けたことがない」場合は、人事部がその制度を知らないか、知っていても見ぬふりをしている可能性があります。
ブラック企業かも・・・?
うつ病で一度休職すると、完全復帰はなかなか難しい道のりとなるようです。
2017年1月に公表された厚生労働省の調査では「うつ病による傷病休暇から復職した社員の47.1%が、5年以内に傷病休暇を再取得している」そうです。
実は私の職場の先輩もうつ病が元で退職してしまいました・・・。
その時はたまたま先輩がうつ病になったのであって、もし先輩ではなく私が同じ立場だったらうつ病になったのは自分だったはず・・・。
ある意味先輩は「もうひとりの自分」であり、まさに「明日は我が身」です。
この記事をお読みの皆様もメンタルヘルスには十分お気をつけ下さい・・・。
追記:知り合いがこんな本を紹介してくれました。うつ病を患い、回復するまでのリアルな記録です。うつは本当に「誰でもなる可能性がある」病気なんですね・・・。
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