ワインは難しいとよく言われています。

そもそもブドウの種類が多くてよくわかりませんよね。

カベルネ・ソーヴィニヨン、ピノ・ノワール、シャルドネ・・・?

さらにはボルドーとかブルゴーニュとかヨーロッパの地名まで出てきてしまうので、組み合わせを考えたら一体何万パターンあるというのでしょうか。

しかもソムリエがワインを評論するとき、やたらと文学的・芸術的な表現をするので、なんとなくイヤミな雰囲気がしている――、そんな人はきっと多いはずです。

でもある本を読めば、ワインの知識がみるみる身について、もうレストランでも、贈り物ワインを買うときも困らなくて済むようになります。

誰でもワインがわかるようになる。ワイン一年生のあなたに

それはズバリ! この本を読むことです!



あれっ・・・、萌えキャラ漫画なの? そう思った方も多いかもしれません

「半分は」そうです。でも漫画の持つコミュニケーション伝達力、侮れませんよ!

実はこの本の最大のおすすめポイントは、ブドウの品種がキャラクター化されていることです 。しかもそれぞれ品種の特徴をきちんとわかったうえでキャラクター化しているのですごく記憶に残りやすいのです。

例えばピノ・ノワール。ワインの世界では、いわゆる「女王」の地位を占めています。
この本は、ピノ・ノワールをこう説明します。「人を寄せ付けない気品と美しさ。薔薇の香りに赤いフルーツの味わい」。

それに対してワインの代表格であり、「これぞ王道」の味わいで知られるカベルネ・ソーヴィニヨン(とくにボルドーが有名)はこんなキャラクター設定になっています。「どんな役目もきっちりこなす優等生。渋み(タンニン)が豊富な赤ワインの王道」。

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(ワインのブドウをキャラクター化。Kindle版よりキャプチャ。以下同)

「ワイン一年生」のよいところは、一見敷居が高そうなワインに萌え風のテイストを持ち込んだことにより、一気に分かりやすくなったことにあります。

実はこの本の著者(小久保尊氏)はソムリエの資格を持っています。
しかし知識や経験で無理にワインを権威づけようとせず、むしろ逆に漫画と組み合わせてしまうことでスイスイ読めるようになっているのです。

しかも! 漫画ではなく文章で説明しているページでもラベルの読み方や味わい方、保管やマナー、食べあわせなどすべての初心者がつまずいてしまうようなところにもきちんと触れています。


説明が秀逸なワイン一年生

最近ではチリやアルゼンチンのワインがいわゆる安旨ワインという扱いで雑誌や新聞でよく取り上げられています。

・・・確かに美味しいのですが個人的には違和感を感じていました。本当の意味での美味しさとは違うのではないかと。

この本の著者は中南米のワインとフランスの本格的なワインの味わいの違いについて、「子供おいしさ」と「大人おいしさ」という区別をすることによってわかりやすく解き明かしてくれています。

子供おいしさのワインは、誰が飲んでも分かりやすい味わいになっています。
ところが大人おいしさを持っているワインは、いろんな味覚の経験値を積んでいないとその本当の値打ちがわからないのです。
子供はハンバーグやジュースの美味しさは分かりますが干物や抹茶の味わいはよくわからないですよね。
同じように大人おいしさのワインはいろんなワインを飲み比べて、経験を積んで初めてその良さ分かるのだ、と説明しています。この解説には、我が意を得たりという気がしました。

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まとめ

ワインに興味があるんだけどちょっと敷居が高いなーと思っている方や、いつもコンビニやスーパーのワインで満足しているけれどもっと違う世界があるんじゃないかなと思い始めた方、きっといらっしゃるはず。

そんな、「いつもと違う一歩踏み出してみたい」と思っている方にとって、この本は強力な助っ人になってくれるはずです。
何より漫画で分かりやすくぶどうの特徴が表現されているので、すごく記憶に残りやすいです。漫画は最高のコミュニケーションツールだとよく言われますが、ワインを漫画にしてしまうことでとても効率よく知識を吸収できます。

この本が気になった方は、詳細をこちらでどうぞ・・・。
図解 ワイン一年生