2017年新語・流行語大賞は「インスタ映え」でした。
このことは記憶に新しいはずですが、対義語とでも言うのか、「インスタ萎え」という言葉がじわりと広がりつつあります。

時の流れは早いですね! 1年しないうちに流行の流れが変わってしまうなんて・・・。

今日は「インスタ萎え」について調べてみました。

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インスタ萎えとは

オンライン辞書、Weblioの説明にはこうあります。
画像共有SNS「Instagram」(インスタグラム)に投稿して、いざInstagram上で閲覧してみると、意外なほど見栄えが悪くガッカリしてしまう、というような気配を形容する言い方。

Instagram上で見栄えがする上出来な写真を「インスタ映え」という。インスタ萎えはこの「インスタ映え」の対極に位置づけられる残念な出来の写真を指す語として用いられる。
このインスタ萎え、芸能人では木下優樹菜、渡辺直美などが実践(?)している模様です。

たとえば・・・。


ご自身で「好きな人に絶対見られたくない写真ナンバー1,2」と記しておきながら、世界中の誰もが見られたり、埋め込み機能で引用されたりすることを前提としたツールであるSNSに投稿しています。

また、「踊る!さんま御殿!!」2018年8月28日放送回で、NGT48の荻野由佳は明石家さんまに「変な顔を投稿して笑わせるインスタ萎えが流行っている」と説明していました。

なぜインスタ萎えを狙うのか?

かっこ悪い写真をあえて拡散する意味は何でしょうか。
思うに、
1)インスタ映え競争というハードルの高さ
2)しかし逆方向のPRなら簡単だろうという予測、そして親しみやすさ
この辺りにあるのではないでしょうか。

1)について考えてみましょう。
iPhoneの新型が発売されるたび、カメラの機能は目覚ましく向上していきました。
コンパクトデジタルカメラはほぼスマホに駆逐されてしまったと言っても過言ではないでしょう。
ポートレートモードなどを始めとして、一眼レフかと思うような綺麗な写真が誰でも撮影可能になりました。

インスタ映えという言葉はこうした背景ぬきに語れないでしょう。
誰もが綺麗な写真を撮影し、かつネット上で共有できるようになった今、SNSはおしゃれな写真で溢れかえってしまいました。
となると単に綺麗なだけでは差別化できなくなってしまいますよね。

そこで2)が登場するのは自然なことです。
綺麗な写真=わざとらしい、かっこつけていて腹立たしい。マウンティングされているようでイライラする。
そうした感情は誰でもあるでしょう。

他方で、かっこ悪い写真なら誰でも撮影できますし、等身大の自分を見せることもできます。

しかし。
「こんなかっこ悪い自分を見てくれ」とばかりに写真をネット上で共有するのはある種の自己劇化であり、インスタ映えとは見かけ上は真逆の方向性でありながら、真の意図はやはり「自分をアピールしたい」という承認欲求ではないでしょうか。

まとめ

インスタ萎えという言葉は最近知りました。
しかしこれについて考えていくうちに、インスタ映えもインスタ萎えも目指すところは同じではないかという思いを持つようになりました。
このことについて、皆さんのご意見はいかがでしょうか。

さて記事冒頭の写真は、私なりにうまく撮影したつもりのベネチアです。
「趣のある路地だ」と思いつつシャッターを切りましたが、薄暗くて萎えるような出来栄えでした。
カメラも綺麗に撮影するためにはそれなりのセンスが必要でした。