Yahooニュースで報道されているように、ふ(麩)ブームの一段落とともに、麩の老舗「シバタ」が破産手続を開始したとの発表がありました。8月6日、福岡地裁に破産を申請し同日、開始決定を受けた模様。負債総額は約5億5千万円の見込みとのこと。

でもふ(麩)にブームなんてあったんですね。Yahooニュースによると2013年にそういうブームがあったとのこと。

そこでどんなブームだったのか調べてみました。

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ふ(麩)ブームとは? 2013~2015年に流行したことがある


ビジネスジャーナル誌に、麸のブームを伝える報道がありました。
麩ブームは昨年(注:この記事は2014年5月にリリース)あたりから始まっており、雑誌「ku:nel」(マガジンハウス/2013年1月発売号)が真っ先に特集『料理の風景。山形・新潟・宮城。食べれば、うふふ、お麩の旅。』でお麩を取り上げたほか、雑誌「Como」(主婦の友社/13年11月発売号)で特集『美容効果に期待大!テレビでも話題のお麸ってスゴイ!おいしい活用術』を組んだ。また、あの人気雑誌「VERY」(光文社/4月発売号)も『麩女子のパーティー・メニュー』と題してブームを報じた。

雑誌だけではなく、お麩を扱った代表的な書籍としては『お麩研究部のお麩ごはん。お麩おやつ。』(主婦の友社)、『京都 半兵衛麸の やさしいお麸レシピ』(淡交社)などがあり、どれも好評を博している。
(出典:http://biz-journal.jp/2014/05/post_4830.html)

とのこと。
まずは2013年初頭に雑誌で特集があり、その後連鎖的に他の雑誌、書籍でも紹介されていたことが伺われます。

特集があったのは雑誌だけではなく、TV番組でも紹介されていたようです。
4月に朝の情報番組「ZIP!」(日本テレビ)の人気コーナー「MOCO'Sキッチン」で麩を使った料理がリクエストされ、ネット上でも注目を集めたり、雑誌『VERY』5月号(光文社/刊)では「麩女子のパーティー・メニュー」としてお麩を使った料理の特集、5月20日の朝の情報番組「あさチャン!」(TBS)でもお麩を使った料理が紹介されるなど、少しずつ「お麩ブーム」が広がってきています。
(出典:http://ebook.itmedia.co.jp/ebook/articles/1405/22/news056.html)

何かを起点として、次から次へと便乗(?)のように特集されているようです。
まるでちょっとしたネタが受けて、たちまちレギュラー番組が決まる芸能人を見ているようです。

しかしそのブームにも陥穽があったようです。


ブームそのものの終焉です。

ふ(麩)ブームとは? なぜ流行ったのか?

健康食品だから。これに尽きます。
こうしたメディアで特集されたとき、必ずと言っていいほど出てきたウリ文句が「低カロリー、高たんぱくで健康食品」でした。

なんだか手垢のついたようなキャッチコピーではありませんか。

そう、毎年のように出ては消える芸人のように、麩も雑誌やTVでもてはやされ、消費され、そして話題の賞味期限を迎えて次の健康食品に王座を明け渡していった・・・。そんなところではないでしょうか。

翌年2016年には、水素水ブームなんていうのもありました。
しかしこのブームは国立健康・栄養研究所がHP内の素材情報データベースに「水素水」の項目で、人への有効性について「信頼できるデータがない」と記述。

ブーム → 科学的な疑問が現れる → 国立の研究所が否定、という流れをみていると、なんだか私たちが噂や特番に振り回されているようで悲しくなります。

「〇〇が健康にいいらしい」という噂を聞きつけて、次から次へとワタリドリのように健康食品を食べ歩く人もいるようです。

自分の体をいたわるのは大切なことです。
他方で、「〇〇が健康にいいらしい」という説は科学的に正しいのか、という視点も忘れてはならないでしょう。