東京医科大学が2つの疑惑で揺れています。

ひとつは、文部科学省幹部の子弟を不正合格させたこと。
もうひとつは、2011年度以降、女子学生の入試の得点を一律に減点し、男子の志願者に有利な取り計らいをしていたこと。

毎日新聞記事では

関係者によると、同大医学部医学科の一般入試の合格者数は10年に女子が全体の4割弱に達したため、「女子は3割以内におさえるべきだ」として、翌年以降、男子優遇の措置が取られてきたという。具体的には、マークシート方式の1次試験で女子の点を一律に減点したり、小論文と面接で実施される2次試験で男子の小論文の点数を加点したりしていたという。

女性は妊娠や出産などで離職する傾向がみられ、女性医師を育成すると現場の業務に支障をきたすのが理由だそうです。
なんとも悲しい理由ではありませんか。


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他に過去の大学入試での不正はどんなものが?

学生のカンニングではない、大学内部の人物の犯行で最も有名なのが早稲田大学商学部入試問題漏洩事件ではないでしょうか。

1980年2月のこと。早稲田大学の商学部の入学試験問題が漏洩するという事件が発生しました。
このとき、問題を漏洩したのは事もあろうに早稲田大学の職員でした。

これはある受験生の親が人脈をたどり、この職員にたどりついたことが発端です。この職員は前々から裏口入学の依頼を受けおり、不正を実行するために学内になんと共犯者グループを作り上げていました。

手口は、あらかじめ作っておいた答案用紙(合格点以上の回答を書いているもの)と、実際の答案用紙をすり替えてしまうというものでした。
 
このときは結局4人が逮捕され、早稲田大学はこの試験問題を使って合格した9人を不合格にしました。さらに不正入試を過去にさかのぼって調査し、55人を学籍抹消としました。

大阪大学、大阪市立大学の医学部入試問題漏洩事件

ほかに、大阪刑務所で印刷された大阪大学、大阪市立大学の医学部入試問題漏洩事件(1971年)というものもあります。印刷作業を担当していたある受刑者が、刑務所で印刷していた入試問題を売買することを思いついてしまいます。

そして別の受刑者と結託。この受刑者が落丁乱丁などにより破棄されるはずの問題用紙をソフトボールやバレーボールの中に埋め込み、塀の外に投げたのです。

それを先に出所していた受刑者(発案者)が拾い上げ、ボール内の入試問題を数百万円で売買したというものです。

しかしこの入試問題を購入した受験生、結局志望大学には合格できませんでした。

発案者は後日何者かによる殺害され、その捜査の過程でこの不正が発覚した模様です。

大学入試は受験生の一生を左右する問題です。不正をする方も、捕まえる方も必死なのは昔も同じのようですね。