2018年8月、電気やガソリン、ガス代の値上がりが続いています。
いずれも暮らしていく上で必須です。エアコンや高速道路を使っての移動には厳しい負担になってしまいますよね。

でもどうして値上がりが続いているのでしょう?

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ガソリン代はどれくらい上がったのか?

e燃費というサイトによるレギュラーガソリン価格を調べてみました。
それによると、

2015年8月は1リットル128.4円。
2016年8月は1リットル112.9円。
2017年8月は1リットル122.6円。
2018年8月現在、1リットル143.9円。

2年前と比べてみると1リットルおよそ30円も違います。痛いですね!!

電気、ガス料金はどれくらい上がったのか?

日経新聞記事によると
東京電力ホールディングス(HD)など電力大手10社と都市ガス大手4社が28日、8月の電力・ガス料金を発表した。各社の上げ幅は13~37円。原燃料価格の変動を料金に反映する制度にもとづいてはじいた。
と書かれています。
こまめな節電や燃費を意識した運転が必要になりそうです。

電気、ガソリン、ガス料金の値上がり。なぜ?

日経新聞の同じ記事では

電力代上昇の背景には燃料価格の高騰が続いている事情がある。8月の料金は3~5月に輸入した原燃料の平均価格から算出される。米国によるイラン制裁の観測などによって原油価格が高騰し、5月にドバイ原油が75ドルを突破した。石炭価格も上昇している。

とあります。
トランプ米大統領は2018年6月、日本など各国に対してイラン原油の輸入停止を求めたことが背景にあります。

11月にはアメリカでは中間選挙が予定されており、それまでに実績づくりを急いでいることがトランプ米大統領の発言の背景にあると言われています。


電気、ガソリン、ガスの値上がり。今後どうなる?

経済産業省の統計によると、日本が輸入する原油のうち、イラン産の原油が占める割合はおよそ6%程度。
大きい割合ではありませんが、無視できるほどでもありません。

日本政府はトランプ米大統領の要求に対して、結論をまだ明確にしていません。
結局のところ、電気、ガソリン、ガスなどの料金がどう推移するかは日米関係やトランプ米大統領の政策によって左右される見通しとなりそうです。

もし中間選挙でこうした政策が評価されれば、引き続き日本など諸外国に同様のことを求め続けても不思議ではありません。となると電気代なども高止まりを続けるでしょう。

それ以外の要素としても、ガソリン価格は2016年2月に1リットル102円を底に以後上昇基調にあり、現在に至っています。

こう考えると電気、ガソリン、ガスの価格が下がるといえる要素は見当たりづらいですね。
当分の間は私達一人ひとりの工夫で細かな節約を積み重ねていくしかなさそうです。