ぼっち。友だちいない。辛い。
クラスでいつもひとりぼっち。
グループワークではいつも一人。
班別行動で大体ハブられる。
休み時間はいつも寝たふりをしている。


・・・友だちいないマン(ぼく)と同じですね!! わざわざこの記事をお読み頂きありがとうございます!

今日はぼっちの皆さんのために名言をご用意しました!!

本日の名言は・・・。


フランスの哲学者、アラン(1868-1951)の「幸福論」からの名言です。

Émile_Chartier_portrait
(画像:ウィキペディアより。アラン。)


アランの名言を紐解く~「幸福論」より~

「悲観主義は気分に、楽観主義は意志による」
これは彼の残した言葉のなかで一番有名なものでしょう。

人の考えはややもすれば悲観主義に傾きがちです。
「もし・・・だったらどうしよう」
「・・・がないから・・・になると思う」
しかし・・・。えてして心配事の多くは実際には起こらないものです。

アランはこうしたことを見抜いていたのか、楽観的であるためには意志の力を振り絞らなくてはならないと教えてくれます。

アランは、「幸福論」ではおなじことを繰り返し繰り返し、表現を変えて述べています。

「思考というものは、かならずしも健全とは言えない一種の遊戯である。普通は、堂々めぐりして先へ進まない」。

「人はめいめい自分の気分を開墾することが必要なのである。自分自身の気分を否定することは、とりもなおさず、むやみに信じないということである。この世界は、鉈(なた)と斧で開かれるのだ。(中略)自分を甘やかし、印象を後生大事にしようものなら、世界はわたしたちに対して閉ざされる。(中略)真の人間は奮起して未来をつくるのである」。

転じて、彼はこうも言っています。

「現在のことを考えよ」。

彼はあれこれと起こるかどうかも分からないことに思い悩むより、「いま」に焦点を当てて、「目の前の現実」に向き合うことを強く説いています。

もしぼっちのあなたが、人間関係などで思い悩むことがあったら。
「こうなったらどうしよう」と思い煩うことがあったら。

1) 開き直ってぼっちの道を極める!(友だちいないマン=ぼくはこの道を進んでいます!)
2) 思い切って誰かに話しかけてみる!

ぼっちにまつわる悩みを打破するには、この2つの道しかありません。
こう書くとマッチョに聞こえるでしょうか。体育会系的に響くでしょうか。

でも問題解決のためには、自分で何かするしかないのです。

アランの言葉は「自分で何かする」「今に向き合う」ための実践的な知恵を授けてくれます。
もし気になる方がいらっしゃいましたら、ぜひ「幸福論」を紐解いてみてください。

幸福論 (集英社文庫)